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2023年07月06日22:02

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【時評】アメリカの理想は機会均等、結果不平等

7月4日は、アメリカ独立宣言が採択された日（1776年）
英国の植民地、アメリカの13州は、英国との和解をあきらめ、独立を選んだ。
ゆえに、この日は独立記念日。

アメリカ独立宣言には、基本的人権と革命権や、英国王と英国議会への苦情が書かれている。
独立の目的は「生命、自由、幸福の追求」であり、国王のいない国民主権国家を理想としている。

なにもないところから国を作ったので、アメリカ最大の伝説は、独立宣言。
ここにすべての理想が集約されている。
アメリカ人がやたらと自由と平等にこだわるのは、建国の理想だから。
しかし注意すべきは、機会の平等であって、結果の平等ではない。
だから自由競争の勝利者がいちばん偉いという国柄だ。

近年、アメリカで乱射事件が多いのは、機会の平等が不充分だからであって、結果の不平等への反発ではない。
アメリカの現状は貧富の格差や階層の格差が、機会の不平等に直結している。
そこが現代アメリカの病巣と考えられる。
この点を正しく理解できないと、アメリカを理解できない。
独立戦争の唄へのリンクを張っておく。
Yankee Doodle・ヤンキードゥードゥル