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2023年06月26日07:33

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遺伝子資源

記事を見ると人の慢心テクノロジーと自然摂理にそった応用との区別ができているのだろうか?と思わざるを得ません。 
その意味で相反する二例を挙げてくれたのは分かりやすいと思います。

ただし記者さんがそのように捉えているかどうかは不明ですが。
【遺伝子資源の保存から絶滅種の復活まで、生態系に介入するカンパニーたち:特集「リジェネラティブ・カンパニー」 WIRED】
https://wired.jp/article/the-regenerative-company-ecosystem-02/ 抜粋
◇ 遺伝子編集で絶滅を防ぐ──Revive & Restore◇
国際自然保護連合(IUCN)によると、世界には絶滅危惧種が41,459種いるという。気候変動による生息地の変化や伝染病、外来種の拡大といった危機がますます深刻になっているいま、多様性保護の取り組みは遺伝子の保存にも拡大中だ。・・・・Revive & Restoreは、絶滅種や絶滅危惧生物の遺伝子を保全し、さらに遺伝子編集技術によって絶滅した種を復活させようとしている。

例えば2020年、同団体はクロアシイタチのクローンを生み出すことに成功した。このクロアシイタチは病気の蔓延や餌の減少によって絶滅の危機に瀕し、野生に残る個体数のほとんどが血縁関係にあったという。そこでチームは動物園や博物館に保存されている約30年前の標本からDNAを取り出し、近縁種であるフェレットを使ってクローンを生み出したのだ。遺伝子の多様性を確保することで、クロアシイタチの病気やストレスへの耐性を高め、絶滅の防止に寄与することが期待されている。

◇ 養蜂の巣箱をアップデート──Beewise◇
ミツバチが住む巣箱をアップデートしたのがBeewiseだ。エンジニアのサール・サフラと養蜂家のエリヤ・ラジナーによって共同創業されたBeewiseは、人工知能とコンピュータービジョン、ロボット工学を掛け合わせ、ミツバチのコロニーを常時監視する巣箱「Beehome」を開発した。

太陽光発電によって動くこの巣箱は、ミツバチのための給餌や給水、室温や湿度の調整のほか、感染症の原因となるダニなどの害虫の検出や駆除、女王蜂が働き蜂を連れて巣から引っ越ししてしまう「分蜂」の予防、さらには採蜜作業まで自動で行なってくれる。その結果、Beehomeはミツバチの死亡率を最大80%減らし、採蜜量を最大50%増やすことに成功した。

とはいえ、同社の使命は収穫量を上げることではなく、伝統的な木の巣箱を再設計することでミツバチのウェルビーイングと寿命を向上させることだ。同社のウェブサイトにはこうある。「わたしたちにとってミツバチが第一、お客さまが第二、そのあとにその他諸々がくるのです」
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