昨日、ロシアのワグネル創設者のプリゴジンが、
ロシアの軍事施設を占拠したという記事がYahooニュースに出た。
「お!面白い」
と思ったのだが、
良く考えれば、無理がある。
ワグネルは民間軍事会社ということになっていて、
短期的な戦闘では、独自に戦えるだけの武器弾薬があるのだろうが、
ウクライナとの戦闘が長期化し、途中から武器弾薬をロシアから調達している。
今までも何度か、ロシアから武器が届かないという抗議をプリゴジンはしていて、
独力では戦えない状態が続いている。
そんな中で、ロシアの地方の恐らく小さな軍事施設を占拠したところで、
それはほとんどポーズでしかない。
「武器弾薬をよこさないと、こうなるぞ!」
と。
今日になって、モスクワに向かって進軍していたらしいが、
すぐに辞めてしまった。
ロシアの後ろ盾がなければ戦えない部隊なのだから、
それはそうだろうという結末になった。
ただ、プーチンはこれをどう裁くのだろうか?
ロシアのような独裁国家が、
政府に反旗を翻した部隊やその責任者を許すはずがない。
しかも、そのニュースが世界中に報じられ、プーチンの面目は丸つぶれで、
プライドも傷つけらてしまった。
普通に考えれば、捕らえて極刑のはず。
ただ、もし、そうならなかったとしたら、
プーチンやロシアには相当に余裕がないのだろう。
謀反を起こした部隊を無罪放免にしてまでも、
ワグネルがいないと困るという状況ということになる。
さて、プーチンはどう動くのだろうか。
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