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2023年06月25日07:21

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ミャンマー

ミャンマー:憎しみの報復の連鎖になってしまっているようです。
 
【少女が 若者が 市民が標的となる報復の連鎖 NHK】
https://www3.nhk.or.jp/news/special/international_news_navi/articles/feature/2023/06/22/32100.html 抜粋
性的暴行を受けたあと殺害され、埋められた15歳の少女
2人の息子を同時に失い、復讐を誓う母親。

2年前にクーデターを引き起こしたミャンマー軍による民主派勢力への弾圧は今、武器を取った民主派側と軍の暴力の応酬へと様相を変えています。

罪なき市民、子どもまでもが犠牲になる現実。
「アジア最後の経済フロンティア」と呼ばれ、外国企業がこぞって進出した国でなぜ、目を背けたくなる暴力がエスカレートしているのか。
その背景には、ミャンマー軍が長年採ってきた、ある戦術がありました。

◇ミャンマー軍は守勢に?◇
スー・チー氏は非暴力主義を掲げて民主派勢力を引っ張ってきましたが、クーデターから2年が経過し民主派勢力も大きく変質し始めています。
ヤンゴンでの事件のように民主派勢力の側が武器を取り、軍だけでなく軍に関係する文民までも攻撃するケースが相次ぐようになっているのです。

民主派勢力はヤンゴン以外の地域でも少数民族の武装勢力と連携して、軍に反撃。兵士などを狙う暗殺やゲリラ戦を展開しているほか、「ドローン部隊」も結成しています。
戦闘地域に無人機を送り込み、軍の施設を狙って手製の爆弾を落として攻撃するなど、去年1年間に200人以上の兵士を殺害したと主張しています。

アメリカ平和研究所が5月に発表した報告書では、少なくとも2万1000人のミャンマー軍兵士が戦死、または逃亡したと分析していますが、実際、軍側にどれくらいの損害がでているのか、公式な統計は存在しません。

◇空爆で増える民間の犠牲者◇
これに対し、民主派勢力と少数民族の抵抗に手を焼く軍は、今年に入り、空からの攻撃を強化。
市民の犠牲もいとわず、無差別の攻撃を繰り返しているのです。3月11日には、東部シャン州の村で僧侶ら28人が犠牲となりました。

そして4月11日。
北西部ザガイン管区の村を狙った空爆では、5歳以下の子供6人を含む少なくとも168人が死亡。クーデター以降、空爆によって最も多くの犠牲者を出す惨事となりました。
当時、村では民主派勢力がミャンマーの暦で新年を祝う催しを開き、集まった人たちに食事がふるまわれていたといいます。

21歳と20歳だった2人の息子を空爆で失った母親は、軍への憎しみをあらわにしていました。

息子2人を亡くした母親
「息子たちは武装勢力とは何の関わりもなく、大学の進学が決まっていた長男は村の小学校でボランティアとして子供たちに勉強を教えていました。
空爆をした軍に復讐したい。生きる力も目標も消え失せました」


◇残虐な行為は民主派勢力側も…◇
実際、戦闘地域では、憎悪がさらなる憎悪を生み出しています。
ことし4月には、民主派勢力の側も残虐な行為に手を染めていることが、地元メディアによって明らかになりました。

去年8月、軍に襲撃されたザガイン管区の村で、民主派勢力側の民兵が、壊された家の中にいた男女7人を窃盗の疑いで拘束しました。
取り調べの過程で、家族に軍の兵士がいることがわかり、民兵は「軍と内通している」と判断。女性4人に性的暴行をした上、刃物で刺して殺害。

村の外れの森に埋められた状態で見つかった女性たちは、後ろ手にしばられたままで衣服は身につけていませんでした。このうち3人は、15歳でした。

6月、オスロ平和研究所が調査したクーデター以降の民間人の犠牲者は6337人にのぼります。このうち3割あまりの2152人が民主派勢力に殺害されたと分析しています。

憎しみを増幅させているのが軍の「ピャッ・レーピャッ」。失われた命の数だけ新たな憎しみが生まれています。ミャンマーは今、暴力の連鎖に歯止めがかからず、そこから抜け出す糸口さえ見いだせずにいると、中西准教授は指摘します。
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