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2023年06月02日16:00

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プチ旅情効果

■広島で「広島焼き」がタブー扱いされる理由を探る。「口にしたら生きては帰れない」
(日刊SPA! - 06月02日 09:01)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=81&from=diary&id=7434793

一つには「広島の人に<広島焼き>と言うと怒る」という「形」を作ってネタとして使っているところはあると思います。
実際問題、県外から広島に観光で訪れた人が「広島焼き」と言ったところで真剣に怒る人は極少数でしょう。
小麦粉(または米粉)を水(またはだし汁)で溶き、具材と混ぜたり、絡めたりして焼く料理は日本各地にあります。
中でも「粉もん文化は自分たちのルーツ」みたい捉えている関西人が作りだした「お好み焼き」を全国に発信し、「お好み焼き=関西風お好み焼き」という一定の認識を全国的に広めています。
ある地域で「お好み焼き」と呼ばれている料理を他県や全国に広めたい場合「お好み焼き」という名称で売り出せば、知名度の高い関西風と混同されてしまうので、地域名か代表的な具材名を用いるのが一般的だと思います。
特に地域名を付けるとその料理の発祥の地も明確になるのでメリットがあると思われます。
しかし、意外とこの地域名を付けることには地元の抵抗感があります。
「○○お好み焼き」とすればベースはお好み焼きで、その二番煎じ的なイメージになってしまいます。
地元では「私たちが一番」と考えているのですかね。
そこで東京や大阪などの大消費地で売る際に、商品を区別するために地域名を付けて売ることが多いように思います。
実は、この名称問題は関西の内部にもあります。
兵庫県の明石市を中心に食べられている「玉子焼き」を明石以外の地域では「明石焼き」と呼んでいる問題です。
大阪には形状が似てる「たこ焼き」がありますが、玉子焼きは卵を多く使い、表面までふんわりした食感になっています。
これに明石海峡の名物明石だこを茹でて刻んだものを入れます。
三つ葉を浮かべただし汁にくぐらせて食べるのが一般的です。
明石以外の地域ではたこ焼きと区分すると共に、玉子焼きと言うと溶き卵を四角に焼く料理と混同することもあり、明石焼きというのが一般的です。
近年、広島と同じように「地元明石では明石焼きとは言わない」という話しも広がりを見せてはいますが、明石焼きの名称は継続しています。
また、料理に地域名が着くと「プチ旅情」をかき立てる効果もあるでしょうね。
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