母の友人の息子さん。Aさんとする。
Aさんは子供が小学校に入るような年齢に近づいたので「絶対に公立には入れたくない！」と私立で探しているそうだ。ちなみにお受験頑張らせるつもりもないみたいなのでお金で入れるトコ（おかねもち）。
某都内の私立小学校の子を学習塾で指導した経験からすると、私立は教育の精度が偏るのでおすすめしない……。私が指導したコの中には小学六年生で九九も満足に言えないし分数の足し算すらできない状態の子もいた。学校では、先生はデキる子ばかりを相手にしてて落ちこぼれは無視して見捨てているらしかった。私だったら自分の生徒が正常な教育課程から盛大に落ちこぼれてたら焦って補習とか補講とかして手をあてるけどなあ。公立とは違ってかなりの少人数だし、何のために高い学費とってんの？と怒りすら覚えた。
公立はその点ある程度横並びにしあげるようにしてると思うのよ。きめ細かい個別指導は無理だけど全員でせーのって足並みそろえるとこまでは面倒見てくれるしそれが公教育の義務だ。
ちなみに私自身は小学校以外は全部私立を卒業していたりする。私は逆に公立だとうまくやっていけないタイプだったので私立に通わせてもらってよかった。それでいて初等教育は公立でよかったと思っている。
私立は同じような家庭環境や経済状態の子がそろうから同じような人間ばかりになってしまう。その点公立は、その地域に住んでるってだけの同年代が雑多に集まるので、子供の身ですら価値観はさまざまで、いい人生勉強になった。
Aさんをちょっと擁護しとくと、Aさんは小学校の途中で親の仕事の都合でアメリカに行くことになったんだけど、当時の担任から
「Aさんは頭の出来が悪くて日本の恥になるからアメリカにはいかないほうがいいんじゃないですか」
と言われていたく傷つき、今まで癒えることなくずっと傷ついたままらしい。だから公立のどこからきたのかわからないような野蛮な教師に自分の子供を傷つけられたくないと強く思うのだ。
まあ公立の先生ガーというくくりでなくとも、昔はそういう無神経な大人っていっぱいいたよね。ちなみに私も協調性に欠ける人間なので教師の覚えはよろしくなく、
�＼屬しい鬚呂い討い襪�らという理由で全校朝礼後の校庭の真ん中に居残って立たされたり
�∋匐，里�せにフードにファーのついているジャンパーを着ているのが生意気だと冬の間中そしられたり
��テストの点でつけない科目（音楽、図工、体育）の成績だけ最低評価。ちなみに算数は学期中に1回だけ９５点（＝満点じゃなかった）だけで最低評価つけられたり
したんだけど、
�、�そのまま（教室にランドセル残して）帰った
�□�ほかに冬の上着なかったのでそのまま着たおしてた
��→塾で自分の能力の程度はわかってたので気にしてなかった
とカエルの面にしょんべん状態だったのでさぞかし先生もいびり甲斐がなかったろうなぁと思う。
さて話戻りますが、みんながお受験戦争をのりこえて入りたいような私立はそれなりの価値があると思うけど、お金で入れるような私立に価値あるかなぁ…そこにはいい学友もいい教師もいないような気がする。
ログインしてコメントを確認・投稿する