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2023年04月05日14:17

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信者ビジネスをする宗教2世描く 漫画「るなしい」作者が伝える「被害に遭わないため必要なこと」とは

信者ビジネスをする宗教2世描く 漫画「るなしい」作者が伝える「被害に遭わないため必要なこと」とは
2023年4月1日 12時00分
東京新聞
https://www.tokyo-np.co.jp/article/241480
「神の子」として生きる女性が信者ビジネスに深入りする姿を描いた漫画「るなしい」(講談社)が話題を呼んでいる。旧統一教会(現・世界平和統一家庭連合)による高額献金や霊感商法が社会問題化する中で注目を集めた。作者の意志強いしつよナツ子さん(37)は「加害者の考え方を知ることが、被害に遭わないためには必要ではないか」と話している。(小松田健一)

前作で自己啓発ビジネスの実態を俎上に載せた意志強さんが次回作の構想中、担当編集者に勧められたテーマが新興宗教だった。月刊文芸誌「小説現代」(講談社)で2021年3月号から連載が始まると、宗教という難しい問題に挑戦したことが評価され、昨年7月に「週刊文春エンタ マンガ賞!」(文芸春秋)で最高賞を受賞した。

◆旧統一教会「意識して描いていなかった」 安倍元首相銃撃事件に驚き

受賞発表の直前に発生した安倍晋三元首相の銃撃事件をきっかけに、教団と政治との関わりや高額献金被害に厳しい目が注がれた。意志強さんは「旧統一教会を意識して描いていなかったので、事件は本当に驚いた」と振り返る。

◆さまざまな新興宗教調べ、作り上げた主人公

主人公の女性は、火の神をあがめる祖母が営む鍼灸しんきゅう院に暮らす「郷田るな」。祖母に「火神の子」として育てられ、高校では「宗教の人」といじめを受けていた。いじめからるなを助けたクラスの人気者・ケンショーは家が貧しくて上昇志向が強く、るなに強い関心を寄せる。成人したケンショーは高齢者相手の投資詐欺に手を染め、鍼灸院を継いだるなは、信者をターゲットにしたもぐさのねずみ講を運営。再会した2人の歯車がかみ合い、新たな展開が—というストーリーだ。

るなの人物像は、さまざまな新興宗教を調べて作り上げた。特異な境遇を周囲から異端視され、恋愛にも破れて苦悩する姿と、「宗教2世」の立場を利用し、信者へ言葉巧みに高額の金を支払わせる計算高さを併せ持つ。

◆「だます側の心理を理解しないと、被害者になる恐れ」

信者ビジネスや詐欺を働く側も、彼らなりの善意や論理で動く。登場人物たちはお金を集めたり、支払ったりする後ろめたさをごまかそうと、「自己実現」や「向上心」といった前向きな言葉を口にする。

意志強さんの知り合いにも、マルチ商法や悪徳商法に多額の投資を行った人がいるが、自分がだまされたと思っていないケースも少なくなかった。意志強さんは「だまされない方法だけではなく、だます側の心理を理解しないと、怪しげなビジネスの被害者になる恐れもある。作品を通じて警鐘を鳴らすことができればと考えている」と力を込める。
 単行本は3巻まで発売中。現在、クライマックスに向けた展開を構想中だ。

【関連記事】高額献金続けて老後破綻・・・それでも扶養義務は子どもに 宗教2世が「家族が献金取り戻す権利」求める

信者ビジネス、加害者の心理 漫画「るなしい」旧統一教会問題で注目
2023年4月4日 16時00分
中日新聞
https://www.chunichi.co.jp/article/666108
「神の子」として生きる女性が信者ビジネスに深入りする姿を描いた漫画「るなしい」(講談社)が話題を呼んでいる。世界平和統一家庭連合(旧統一教会)による高額献金や霊感商法が社会問題化する中で注目を集めた。作者の意志強(いしつよ)ナツ子さん(37)は「加害者の考え方を知ることが、被害に遭わないためには必要ではないか」と話している。 (小松田健一)

前作で自己啓発ビジネスの実態を俎上に載せた意志強さんが次回作の構想中、担当編集者に勧められたテーマが新興宗教だった。月刊文芸誌「小説現代」(講談社)で二〇二一年三月号から連載が始まると、宗教という難しい問題に挑戦したことが評価され、昨年七月に「週刊文春エンタ マンガ賞!」(文芸春秋)で最高賞を受賞した。...
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