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2023年03月29日21:56

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ケンジトシ

2/22(水)三軒茶屋にあるシアタートラムへ行ってきました。

この日は、久しぶりにまたダブルヘッダーで、渋谷で「笑いの大学」を見た後、三軒茶屋へと移動。

フォト


今回の出演者は、この方々。

中村倫也 黒木華 山崎一 田中俊介 
河内大和 野坂弘 依田朋子/徳高真奈美(ヴィオラ演奏)

本当なら、2020年6月に上演される予定でしたが、緊急事態宣言が発令されて、延期になっていたんですね。軒並み、色々なお芝居が中止になっていた時期ですね。

その頃の日記を見たら、私が劇場でようやくお芝居を見たのは、2020年7月29日パルコ劇場で「大地(Social Distancing Version)」でした。それが、その年3月20日に、シアターオーブで「アナスタシア」を見て以来、131日ぶりの観劇だと書いてありました。

北村想さんの書下ろしだから、どんなお話になるのかなぁ〜と思ってましたが、
宮澤賢治と妹トシの魂の交流というか、精神世界というか、そういうのを見たような感じがしました。

恥ずかしながら、宮沢賢治の作品をきちんと読んだことがないし、
こんなにも優秀で向上心があって、兄の事を理解してあげていた妹さんがいたとは…
なんとなく勝手に、病弱な妹さんというイメージがありました。
だからこそ、妹さんを亡くした時の絶望ははかり知れないと思いました。

2人のどこまでも純粋で、穢れのない信仰心と思いが、キラキラしていて、触れてはいけない気がしたし、誰にも踏み込めないようにも思えました。
けれど、あの頃、もっと二人の思いを汲み取ってあげられたなら、賢治もトシも、もっとやりたいことができたのではないかとも思いました。

今では何十億もの値がつく絵画も、画家が生きている頃に認められていたならば、
その苦労も努力も報われていただろうにと思うのと同じで…

今回、ポスターを見た時に、本当に兄妹みたいな二人だなぁ〜と思ってました。
ボソボソと話す賢治役の中村さんは、雰囲気がどことなく賢治と同じで、穏やかで人見知りな感じがあり、トシ役の黒木さんは、賢治よりも快活で、あふれ出る生命力の強さを感じさせた。

2人が話していると、ワクワクとドキドキが止まらないといった楽しさがあふれて出て、さぞかし仲が良くて、お互い話が尽きなかっただろうと思わせた。

山崎さんと助手の田中さんは、このお話の案内人と助手といった感じでしょうか。
軍服を着ていたのは、その時代を象徴していたんだろうか。

宮沢賢治の作品にあらためて興味をもたせてくれる舞台でした。
そして、前にみた北村想さんが書いた「奇蹟 miracle one-way ticket」と違い、
私には、とても入り込みやすかったですウインク
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