女性相手に選挙したくない森喜朗　の雑感

■森元首相「女性相手は嫌だ」＝衆院選で苦戦、選挙区不信に
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石川２区で争った民主党（当時）の田中絵美子のことで、票差にして４千票、ポイント差にして２ポイントくらいまで詰められている。田中は比例で復活当選した。

前歴が国会議員の秘書だったことから、身体検査されることなく候補→議員になった田中だったけれど、それ以前に風俗ライターや映画へのヌード出演などの仕事をしていたことや、学生時代のエジプト旅行で　禁止されているにも関わらずピラミッドの上に登って記念撮影して、現地警察に逮捕されていた　という微妙な過去が次々と発覚。議員になった後も、高速道路での数十キロのスピード違反や、官僚男性との不倫などを繰り返し、完全に「お騒がせ」枠入り。

田中は次の衆院選では落選し、その後も何度か国政選挙にチャレンジしたものの全て落選。１９年に石川市議会に転身して、こっちではトップ当選を果たしている。

まぁ森からしてみれば、ずっと地域のために国会で仕事してきて、選挙でもどぶ板で触れ合ってきたのに、それでもよく分からない若い女の候補に乗り換えようとした地域民が少なからずいた　ということに納得できなかったのだろう。せめて争った相手が有能であったのなら多少は納得できただろうけれど、単なるお騒がせ女だったというのも、キツかったんだろうなと思う。

もっとも、田中に票が流れた原因の一つは、森が度重なる舌禍事件を起こして、自分でイメージを悪化させていたからに他ならない。それを今だもって理解できず、あたかも有権者に裏切られたかのように言ってしまうあたりが、森のヤバさなのだと思う。