■東日本大震災から12年、各地で追悼 福島の追悼式には首相が出席
(朝日新聞デジタル - 03月11日 21:00)
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今日は東日本大震災から12年。震災が発生した時、ワシは上海の事務所で勤務中だった。急に眩暈のような気持ち悪さを感じて「今日は定時で上がるか?」と思って窓を見たらブラインドが揺れていて地震だとわかった。
四川大震災が発生した時も勤務中で、似たような揺れ方だったのでまた中国のどこかで大地震が発生したのかと思った。サプライチェーンの調査が真っ先に頭に浮かんだが、まさか日本で大震災とは想像もできなかった。
今日は多くのテレビ局が特集を流していたが、芯を食った(本質を抉った)ものは皆無で、カレンダーに従ってとりあえず作ってみましたという感じしかしなかった。
フリー記者の烏賀陽弘道氏のように福島を震災発生から毎月のように現地へ行って取材する大手メディアはゼロである。資金力が全く無いフリーの記者しか定点観測をしていない。
ちなみに烏賀陽弘道氏の著書「福島第一原発メルトダウンまでの50年」は本当によく取材して書いていると思った。これをベースに映画を作れば、Fukushima 50のようなインチキプロパガンダ映画とは一線を画すものになるだろう。
吉田所長は東電本店勤務時は津波の影響を過小評価して対策費をケチる立場だったし、震災発生時はメインではなく予備の小さなポンプで炉を冷やそうとして大惨事を止められなかったという推測すらある。
汚染水も問題だ。除去できない物質がある事は東電の公式サイトにも書かれていて、水で希釈して放出するという。いくら希釈しても自然界の食物連鎖で濃縮されるのだから、時間稼ぎにしかならない。仮に処理水が人体に影響が無いものだとしても、それを自然界に大量に放出して影響がゼロと断定できるのだろうか?
タンクがもう限界と報じているが、まだタンクを建設できる土地が十分ある事は全く報じられない。これも烏賀陽弘道氏が証拠写真付きで指摘している。地上波番組と全国紙だけ見ていると北朝鮮の平壌市民みたいになるのではと心配してしまう。
そんな中で原発の最大限の活用にまっしぐらなのが怖い。ウランだってオーストラリアやカナダなどほぼ100%輸入に依存、燃料棒の再処理も海外に100%依存、安全保障になっていない。
まあ社会に期待できないと改めて痛感したので、せめて自分の子どもにはFukushima 50に騙されて感動するような愚民にならないように教育したい。
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