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2023年03月07日23:32

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楽天の話

■楽天モバイル、詐欺事件の実損100億円 元部長、水増し請求主導か
(朝日新聞デジタル - 03月06日 05:06)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=7325231

いつも読んでいる経済系メルマガより。
テレビ番組で正解は1年後にというのがあるが、楽天グループについては5年後に正解が分かるのだろう。逆に言えば、楽天が携帯電話通信事業から撤退した直後に株価が爆上がりするとも予想できる。

最近では楽天モバイルの不祥事で発注先が倒産のピンチとも報道されている。ここできちんと子会社の尻拭いができないようでは株価爆上がりすらないと思うが。

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●赤字体質を抜け出せず世間からグループの今後も心配される中、当の三木谷会長は「どこ吹く風」といった感じだ。巨額赤字の根本的な理由について三木谷会長は「すべて前倒しでやったのが大きい」と話す。むしろ「過去3年間で7万の基地局(契約締結済みを含む)を建設したのは驚異的ではないか」と語る。本来なら8年間をかけて行う設備投資を前倒しして、わずか3年間で実施した影響が巨額赤字に結びついたとしている。
国内の通信事業が赤字に苦しむ中、三木谷会長が楽観的なのは楽天シンフォニーの成功を確信しているからだ。
日本経済新聞 2023年3月5日
●楽天グループが14日発表した2022年12月期の連結決算は最終損益が3728億円の赤字となった。過去最大で4期連続だ。携帯電話事業で基地局などへの巨額の投資が財務を圧迫している。「0円プラン」廃止による契約減も止まらない。財務改善へ他社からの出資受け入れなども検討する。人員や店舗の整理などコスト削減や法人需要の開拓などで収益性の改善を急ぐ。
日本経済新聞 2023年2月14

★楽天グループの赤字が続いています。2022年は37百億円の赤字です。振り返っても、2019年は売上の2.6、20年は8%、21円は8.1%と赤字率が拡大し、22年は売上の19.5%が赤字でした。

これだけ赤字が続いているのに、三木谷氏はなぜ楽観的なのでしょうか。

記者のようにVPNで儲けるからといった願望は戦略ではありません。

会社が破綻するのは、資金繰りに詰まった時です。投資家はドル建て債で10%の利回りを付けなければ資金調達できない状況を憂いています。100円の売上で20円の赤字では悲観します。

楽天の資金面では、2つの救いがあります。1つは、4.2兆円の現金、もう一つは2400億円の減価償却費です。

減価償却費はお金を支払わない経費です。これと3700億円の赤字を相殺すれば、支払収支は1300億円の流出超に減ります。
https://media.ycharts.com/charts/eeed3588db2538d35ccf749ff6e3812c.png
https://media.ycharts.com/charts/9c6b3fa00c0cb530f354c3757c2b8e9a.png

この流出超額と5千億円の設備投資額を、4.2兆円の手持ち現金から払ってゆけば、同じ状況が6年続いても維持できます。

元銀行家だけあって、資金繰りの算段はついているようです。

もっとも、資金繰りを借入に頼り切っているために、早急な黒字化が実現できないと、厳しい状況になってしまいます。
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