女性閣僚に限らずだけど

■女性閣僚を4〜6割へ、スペインが法案　首相「権力の半分を女性に」
(朝日新聞デジタル - 03月07日 07:05)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=7326627

企業の役員や閣僚にx割女性を入れるとか、障碍者を雇わないといけないとか、一律に女性や障碍者を入れろという制度には基本的には反対です。ミスマッチの原因になるし、適材適所より建前や看板的な目的での人事になりがちだから。

決して女性を入れるななんて言ってるのではなく、話なんですけどね。

企業の役員ならそもそも役員を目指す女性が男性より少ない、閣僚なら女性議員の割合が低い、ならば先にやる事はベースになる部分の女性比率を上げる事だと思います。かといってここでまた割合を指定するような制度はやはり筋が違う。

議員でも役員でも、組織がしっかりきっかけを作る事が大事なのかなと思います。政治なら関心のある素人が無理なく関われる仕組み、役員なら会社主導の経営セミナーなど。そういう地道な手順を踏まないと、女性閣僚を増やす事自体が目的化してしまいます。

ちなみに障碍者だったら各企業に一律に採用を求めるのではなく、障碍者を集めてその人に合った仕事をマッチングさせるような会社に対して予算を付けるような政策の方が大事に思います、余談ですが。

とはいえ日本の場合、上にいる人たちの頭が古く、例えば少子化担当大臣には女性を入れとけ的な発想しか出てこないのが実情。こういう人たちが上にいるあと10年程度は、時限立法的にこういう法律を作らんとあかんかも知れないねぇ、日本では(苦笑)。