クロスカントリー世界大会2023、先日、TBSで夜に放送があり、TV観戦しました。
クロスカントリーは普通のトラックと違い、山あり谷あり、坂もあって、草のはえた道がほとんどですが、泥道などもあって変化が多いです。
トラックの強い人がだいたい強いですが、なかにはトラックの記録はさほど強くなくても速い方もいて、また違った要素で楽しめます。
今年の開催場所は、オーストラリアでした。
女子の部、日本からはエースの田中希実さん、同じ豊田自動織機所属の川口さん、大学生の吉村さんが出場しました。
「第44回 世界クロスカントリー選手権大会」の概要と結果・速報
https://hashirou.com/article/page/world-athletics-cross-country-championships-bathurst-23
2023年2月18日(土)に、オーストラリア・ニューサウスウェールズ州のバサーストで「第44回 世界クロスカントリー選手権大会」が開催されます。
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レースが始まって、すぐ、、アフリカ勢が集団でトップを走ります。
異様な光景でした。
オリンピックや陸上世界選手権では国の代表は3名程度です。
でも、このクロカンは5名くらいが代表となれます。
なので、先頭にウガンダの選手が5人、ケニアの選手が5人、エチオピアの選手が5人とかいるのです、、、
他の国の選手は少しずつおかれていきました。
日本の第一人者、田中さんもトップ集団にはついていけず、後方でのレースとなりました。
トップ集団の中に知った選手がいました。
エチオピアのギデー選手、10000mと5000mの世界記録保持者です。
東京オリンピックでも活躍し、ハッサン選手との激闘が記憶に新しいですね。
レースはだんだん脱落者がでて、はたして、このギデー選手と、ケニアの東京オリンピック5000mの銀メダルのキプクルイ選手との一騎打ちとなりました。
TBSの実況でも最強選手と最速選手の戦い!といっていました。
しかし、終盤、はっきりギデー選手がぬけだし、差をつけました。
さすがは第一人者!
最後の最後、ゴールに近くなったときにスピードが緩んで、
実況のアナウンサーもギデー選手もきつくなってきましたかねぇ、、と
いっていましたが、もうゴールはすぐ、、
二位にはそれなりの差をつけていたので
問題なく優勝をかちとるとみられました。
しかし、ここから衝撃の展開でした。
残り30メートルくらいでギデー選手が転倒!
この転倒ですが、足がひっかかったとかではなく、
なにか体に異変がおきたのかとおもえるような転倒で
立ち上がれませんでした。
その間に二位の選手がゴール、三位の選手もはいって、
結局、ギデー選手はサポーターに助けられて立ち上がりゴールはしましたが
失格となりました。。
田中さんはどんどん順位をあげて最終的に14位にはいりました。
これはすごい!
アフリカ勢が大量にいるなかで、素晴らしい順位でした。
クロスカントリー、ドラマがあっておもしろいですね。
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