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2023年02月20日19:05

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小説「ガウディの遺言」下村敦史

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あらすじ

1991年、バルセロナ。
現地で暮らす佐々木志穂は、夜中に出掛けたきり帰ってこない聖堂石工の父を捜索している最中に、父の友人であるアンヘルの遺体がサグラダ・ファミリアの尖塔に吊り下げられているのを発見してしまう。
父の失踪もこの殺人事件に絡んでいると考えた志穂は、手がかりを求めてサグラダ・ファミリア建設に関わる人々を調べ始めるが、その過程で「未完の大作」を巡る陰謀に巻き込まれていき・・・・・。


下村先生の最新刊です!
建築家ガウディのことはよく知らないのですが、あの圧倒される「サグラダ・ファミリア」をどういう風に建て、どういう風に生涯を閉じたのか、丁寧にページを割いています。
下調べをきっちりしたのが伺え、まるでその場にいるかのようでした!

陰謀、ワクワクしませんか?
果たして、ガウディの遺した秘密とは?うん、そそりますよねぇ。
説得力があり、且つ犯人の動機も共感できる部分がありました。

やはり、ミステリーと言えば、誰もが驚愕する展開を望んでいますが、本当下村先生はこの基礎が確りとしている、と毎回新刊を読む度に思うのですよね!
今回も下村節は健在!
じっくり堪能しましたよ!


巻きこまれ型 ☆☆☆☆☆
二転三転 ☆☆☆☆☆
驚愕 ☆☆☆☆☆
蠢く陰謀 ☆☆☆☆☆
丁寧さ ☆☆☆☆☆
おすすめ ☆☆☆☆☆

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