良くも悪くも、人に興味がない

齢四十を越えて、改めて自覚している。
元々ひとり遊びが苦じゃなかったし、それが高じておひとり様で割と好きに行動しているし。

若い頃は大勢の中にいるのが好きというか、いないと不安になるのか…オフ会やらイベントによく参加した。
ただ30歳を境に、徐々にそういうのから距離を置き始めた。きっかけはおそらく、ユニットリーダー研修で新潟に一人で行ったこと。
何かもう、すごい気楽だった。
それから、気心の知れている人以外とは遊ばなくなり、必然的に一人の機会が増えた。

ただ、全く寂しくはない。
元々知らない人と話すのが苦手ではないため、その場限りの知り合いをよく酒場で作るから。
もし知り合いがいなくても、ひとりで酒を飲みながら喧騒に身を任すのが大好き…某RPGの冒険者の酒場にいる気分になる。

あくまで、そこだけの知り合いというのがポイントで、連絡先交換などはしない。聞かれても断っている…そうすると煩わしくなるし、その店に行きたくなくなる可能性もあるから。
その店だけで話をする仲の知り合いは沢山できました、気楽でいいのですよ。
いつの間にか来なくなった人も沢山いるが、何かあったんだろうなとしか思わない。
良くも悪くも人に興味がないというのはこういうところかなと自覚している。
積極的な繋がりを求めなくなった、今付き合いのある友達や職場の同僚はそこを理解してくれているのでありがたい。

推しが結婚するとショックを受ける方がいますが、自分は単におめでとうとしか思わない。そこまで相手に興味がないから。
職場でグループLINEが云々という話が出ましたが、プライベートな時間まで仕事の話をしたくないので断りました。ましてや同僚の連絡先も知りません。
ご飯でも食べに行くかという話になった際は勤務表を見て日程と店を決めます。
その時に誘えなかった人はその場にいる同僚に確認をお願いしてます、待ち合わせの時間と場所さえ決めとけば後は問題なし。

人に興味がないから、ある意味冷静に話を聞けるのかなと思ってます。感情を入れずに中立でいようと思うからか。
年齢を重ねて、自分なりのバランスを取った結果が現在の考えになったと思ってます。