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2023年02月18日01:06

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『BLUE GIANT』

 アニメ映画「BLUE GIANT」を鑑賞。原作マンガが好きなので観てみた。




   <<<   以下、ネタバレ有りご注意   >>>
   <<<良い映画だと思います。お勧めします >>>
   <<<なお、ビデオやネット配信じゃ価値が >>>
   <<<半減します。見るならなるべく映画館 >>>




 あらすじ。雪が降る中、一人川原でテナーサックスの練習をする宮本大。ジャスに魅了されていた彼は、高校卒業を機に上京。同級生玉田俊二のアパートに転がり込む。バイト代が入った大は、訪れたジャズバー「」TAKE TWO」でライブハウスを紹介して貰う。そこで同い年の実力派ピアニストの沢辺雪祈に出会う。バンドを組もう、という大を品定めする雪祈。3年しかキャリアが無いという大の実力に、4歳からピアノを弾いていた雪祈は感動する。2人はジャズバンドを組み、暴走する大を抑え込むため、ドラマーを探すことに。そこに玉田を連れてくる大。ド素人ぷりに呆れた雪祈だったが、玉田の熱意と練習量に次第に認めていく。

 最初のライブは客が3人、後から一人来て4人しかいなかったが、挫けず実力を磨いていく。練習場所は、オーナーの好意でTAKE TWO。徐々に力をつけ、バンド名を「JASS」と決めた3人は、各所のライブやフェス出演を成功させる。夢は、国内最高峰のジャズクラブ“So Blue”への十代での出演。フェス出演成功を機に雪祈は、名ギタリスト川北の紹介で“So Blue”の平と交渉するが、雪祈だけ酷評されてしまう。もがく雪祈。彼を信じて待つ大。そこに平から雪祈に電話があり。。。


 感想。原作の国内編ほぼそのままの内容。仙台編ははしょられたけど。それでも退屈しない。雑誌連載ではない、単行本読者だけ知ってる回想を上手く使ってはしょっている。終盤、大きく原作と異なる点があり、ここは原作ファンは賛否が分かれるかもしれない。私は、良いとも悪いとも言い難いと感じた。雪祈ファンは嬉しいかもしれないけど。

 JAZZどころか音楽自体嫌いな私にも楽しめたので、良い作品なんだろうと思います。お勧め。

 私は、主人公の大君より、雪祈君や玉田君に惹かれる。生き方が格好良い。玉田「やらされてんじゃねぇ!オレがやんだよ!」とか、罵られ苦悩する雪祈とか、立ち直るところが素晴らしい。大も良いけど、大きな挫折がない一直線なので、やや深みに欠けるかも。

 ちなみに音楽は上原ひろみさんという方がご担当。音楽嫌いな私は知りませんが、有名なんでしょうか?ピアノも上原さん。テナーサックスはオーディションで選ばれたという馬場智章さん。ドラムは石若駿さん。

 関係ないけど、母親がコルトレーンのファンだったのを思い出した。

 原作マンガは読んでいて、あのシーンの音はこんなかぁ、という視点でも楽しめる。でも、原作を知らなくても多分大丈夫。

 CV、宮本大役は山田裕貴さん。玉田俊二役は岡山天音さん。沢辺雪祈役は間宮祥太朗さん。

 映像面では、特に楽器の描写が素晴らしい。音が出るとき、ちゃんと振動しているところまで描かれていて、リアル。モーションキャプチャーとかしたのかしら。

 ちなみに、映画館では泣いてる子が何人かいました。若い子にも刺さるのかな…

 後、平さんみたいな男性っているよねぇ。相手を認めているのに、つい罵っちゃう人。強くないと潰されちゃう。特に女子は潰されちゃう子が多いと思う。悪い人ではないんでしょうが。

 なお、エンドロールが終わった後に、オマケがあるので、最後まで席を立たないよう、お勧めします。


 キネ旬的5段階評価だと、私は音楽嫌いなので星3つ半くらいですか。4つ近いかも。音楽好きな人なら、星4つ半は行くと思います。星5つの満点を付ける人がいるかも。
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