灰色と赤茶色は何色よ？

僕は今や底のそこ
こそこそ色を足して
嫌でも灰色
身近に感じる世界観こそが僕の車輪

君は今や上のそこ
こそこそ色を好んで
嫌でもばら色
身近に感じる好みこそが君なんだ

愛してるって言えなら
ちょっとは幸せになれるのか？
嫌いだって責めたりしなければ…
あの時のぼくらの選択が君の記憶で僕の微笑み

立ち位置が変わっていくにつれて
僕らはもうすぐ自由の身になれるんだ
あと一歩前進したら良いんだよ
君次第で世界観なんてものは
どうにでも変わるもの

アドレス帳に挟んだ押し花と
ジェルネイルの一部になった押し花が
僕らの共通点になっていく

次第にループが重なって
世代を恋(こ)えて
生きる弱さと向き合う鏡
若気の至りが反映されて繁栄されて
あっという間にポツンと咲くんだよ

ある日突然その美しさに浸る時が訪れる
君も、もうじき始まるよ

恐怖と焦燥感が入れ替わり立ち替わり
陰となって光になって君を照らすんだよ
新しい門出なのかは知らないけれど
もし、文化の通過点を軽くあしらえば
それらが自分史に残るだろう

僕のあとわずかな後押しで君は自立する
だって僕の車輪は身近に感じる世界観なんだから