平和資料として

大叔父の過ごした昭和１１年に関する資料を長年、探していますが今回は旧満州に関する資料が届きました。

祖父は自分の戦争体験は何度も話してくれましたが大叔父の話を一度もしてくれませんでした。

私も知らなかったとは言え今思えば、もっと聞いておけば良かったと思っております。

全国各地の戦績に行き体験者の方々から直接お話をお聞きさせていただいて「自分には何が出来るだろう？」と思いました。

私は歴史が好きなので今なら手に入る近現代の資料を集めて後世に残そうと思いました。

今回の資料は大叔父の気持ちを知りたくて旧満州に関する絵葉書を選びました。

その絵葉書の中に旧満州から日本の家族に宛てたハガキが入っていましたのでご紹介させていただきます。

ほぼ全てカタカナで書かれているところを見ますと小さなお子さんがいたお父さんが子どもたちに書いた事が分かります。

この絵葉書の絵柄を見て想像しますと「満州でも、いつも家族の事を思っているよ」と言う気持ちがとても強く伝わってきます。

軍事郵便は全て検疫されますので本音が書きにくい状況で精一杯に家族への想いを込めたハガキを見て改めて平和について考えさせられる資料だと思います。

本物の資料からは強い想いが伝わってきます。

もし宜しければご覧いただき平和について考えていただけたらと思います。

戦争は双方にとって何一つ良い事はありませんし、どちらにも家族がいて無事を祈っています。

世界中から争いが無くなる日が１日でも早く訪れる事を願うばかりです。

私は大叔父の生きた昭和１１年の資料収集を通じて平和を伝える何かが出来たらと思います。