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2023年01月29日08:13

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【映画日記】『コーリャ 愛のプラハ』

 1月28日、土曜日。

 朝方まで絶不調。眠前薬を飲んでも眠られず、「ウッキィィィ〜〜〜っ!!」となって連続服用したら、これが過剰投与……って、アレですよ、オーバードーズですよ……、になってしまって。目が回るわ、吐くわ、眠られないわ、で、もう…… あー、しんどかった……

 昼前になんとか持ち直した。

 薬剤の服用、ちゃんとしよう……

 昼過ぎ、外出。

 大阪は森ノ宮にあるピースおおさか 大阪国際平和センターへ。【ウィークエンド・シネマ】と題して、毎週土曜日の14時から低価格で映画を月替わりでDVD上映している。しばらく「これ!!」という作品が掛からなかったのだが、今月は『コーリャ 愛のプラハ』が掛かるという事で駆け付けた次第。


●『コーリャ 愛のプラハ』

 1996年の東京国際映画祭で1度観ている。あれから四半世紀以上が経ったのか……(遠い目) 

【初老のチェリストが借金返済の為にソ連人女性と偽装結婚するが、女はただチェコの国籍が欲しいだけだった。結婚直後、その女は5歳の男の子を置いたままで本当に愛する男性が居る西ドイツに行ってしまう。その後、残されたおっさんと坊やは徐々に打ち解け合っていく】というスジ。

 やはり秀作!! 

 米アカデミー賞&ゴールデン・グローブ賞の外国語映画賞、東京国際映画祭のグランプリ&脚本賞受賞も納得の出来。

 監督&共同脚本は『アキュムレーター1』、『ダーク・ブルー』、『クーキー』のヤン・スヴェラーク。共同脚本&主演はズディニェク・スヴェラーク。監督が息子で、主演がお父さんという親子タッグ。

 初鑑賞時は東欧の情勢に関する知識も乏しかったが、今回は少しは理解出来た。

 コーリャ(子どもの役名)がオッサンの手を初めて握るシーンが素晴らしい。

 映画館で2人でアニメ映画を観るところも良かった。コーリャが「コレが観たい!!」と駄々をこねて映画館の前で泣き、オッサンは渋々チケットを買おうとするのだけれど、「お客さんが他に居ないので上映しません」と券売場で断られてしまう。そこでオッサンが「何人居れば上映するんだ?」と尋ねる。返って来た言葉は「5人よ」である。その言葉を受けて、一瞬の間を置いてから、オッサンが「チケット5枚くれ」と言って財布から札を取り出す。その後、二人は貸し切り状態の映画館でアニメ映画を観る。コーリャがとても嬉しそうに観ていて、とても微笑ましかった。二人の距離が少しずつ縮まっていく過程が良い。

 地下鉄で迷子になったコーリャを必死に探すオッサンの姿も胸に迫るし、コーリャが誕生日プレゼントとしてオッサンから貰ったヴァイオリンを、オッサンたちの演奏中に「ギーガー! ギーゴー!」と見様見真似で弾いてみるシーンも実に愛らしい。最後はビターな(現実的な)結末だけれど、それもまた良し。

 鑑賞後、一旦、帰宅。

 少し眠ろうとするも、一向に眠れず。そのまま新世界国際劇場のオールナイト3本立に向かった。

 と、ここで一旦区切りますー。(←というか、ホンマ、眠らなアカン。意地でも寝る。3本立日記は起きてから気が向いたら書く事にする)

 『コーリャ 愛のプラハ』は、とってもオススメ!!!!
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