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2023年01月26日20:46

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葵祭 〜京都めぐり2

葵祭

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 きょうは葵祭(賀茂祭)の行列、正式には「路頭の儀」の行われる日。拾翠亭で緑にたっぷり浸ったあと、烏丸丸太町から地下鉄で北大路駅まで行き、賀茂川のほうへ歩いていくと、すでに行列が北大路橋を右折して、見物客が大勢集まっているのが分かりました。急いで近づくと、ひときわ高い位置に担がれた斎王代が行くのが見えました。
 慌てて脇の道路を追っかけてなんとか追いつき、土手に上がってパチリ。

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 行列は朝10;30に御所の宜秋門を出て堺町御門から丸太町通経由河原町通りを今出川へ向かい、出町橋を11:15に渡って下鴨神社に入り、11:40に祭文を読む「社頭の儀」が執り行われ、13:15には走馬の儀、狂言奉納が行われます。14:20に下鴨神社を出発して、下鴨本通りから洛北高校前の交差点を左折、西へ進んで北大路橋を渡るのが14:55、あとは賀茂川堤を上がって行って、御薗橋を渡り、ゴールの上賀茂神社に着くのが15:30の予定でした。

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斎王代 坂下志保さん23歳 

 行列の主役つとめる斎王代。野々宮で六条御息所が斎王として伊勢へ下る娘について行こうと籠る、あの伊勢の斎王とは別で、あれに倣って嵯峨天皇が賀茂の社に初代斎王として有智子内親王を置いたのが始まりで400年くらい続いたのち、承久の乱で途絶えて、昭和28年に祭が復活した後に行列を華やかに盛り上げるために女人列を加え、その中心に斎王代を置いたのがいまの斎王代なのだそうです。(「代」は本来は未婚の皇女がおつとめになるので、それに代わっておつとめになる意。)

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斎王代 坂下志保さん

 たしかに斎王代が居ると居ないでは華やぎが違うでしょうね。今年の第63代斎王代は新聞によれば坂下志保さんという23歳の、会社にお勤めの女性で、外資系投資会社の社長のお嬢さんとのこと。お母様は昭和最後の斎王代をつとめられ、いままたお嬢さんが平成最後の斎王代をつとめられることになった由。

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女官列
 斎王代に続く女官列も華やぎを添えていました。

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牛車
 牛車を見ると、葵の巻の葵上と六条御息所の下人たちの車争いのシーンが浮かんできます。

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牛車

 きょうの京都は日中、30℃を超えたそうです。行列の方は大変だったでしょう。十二単を身にまとった斎王代はじめキモノ姿の女性たちも、重い日傘や荷を持った御家来衆も。

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女官列
 見る方は緑いっぱいの賀茂川堤は涼しくて快適でしたが・・・

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行列の後ろ姿
 ときどき止まっていたけれど、歩き出すと結構早いので、総勢500余名、馬36頭、牛4頭、牛車2基、輿1台の先頭から最後尾まで数百メートルはある行列も、終わってみればあっけない。ゴールの上賀茂神社でも儀式が行われて今日の行事は幕ということです。下鴨神社には見物客用の席が設けられ、たしか1人2,700円とか・・・


                                2015年5月15日
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