「日本語が上手だね」と褒められたら何て答える? 徐々に日本に染まっていく外国人の変化に笑ってしまう
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どんな人間でもその人らしさがあります。
その人らしさとは、何でしょうか。政治思想など思想や学問は、一般化が可能ですからその人らしさではありません。簡単に言うと、その人にしか解けない問題は存在しないからです。
だからこそ、ぼくの同僚で言葉が通じない相手と恋愛したという人がいます。
彼女がスペイン語かポルトガル語の話者であって、彼はチンプンカンプンであり、彼ができる日、英、仏が全然できないということですが、身のこなしふるまい(ボディランゲージではないそうです)で、女性らしい母性が伝わってきたという話です。
物事にアプローチする切り口や、その時に発する感情は、かなりの独自性をもったその人らしさなのではないでしょうか。
あるお寺に用事があっていったときです。
きれいな二人連れの女性がいました。ちょっと会釈をして本堂に上がったのですが、何とも親しみ深い苦笑いのような表情をこちらに対して浮かべて先を進んだ、そのミステリアスな姿が印象的です。
こんなことを書いても伝わらないでしょう。いや、言葉にできないからこそ、その人らしさではないでしょうか。
ちなみに、その寺は、かなり変わった人に人気がある祈禱寺です。誠備投資の加藤嵩が日参して、数千万円のお布施を払ったことで有名です。その方が、女性相場師であっても、ソープランドのママであっても驚きません。だから、周りに親しみ深くしかも苦笑いのような独特な表情を浮かべたのかもしれません。
ただ、こういう切り口は、個人のものである比率より、同じ言語コミュニティに属する者が共有するという面が濃いです。
日本人の真似というものがあります。
でたらめのカナでも
「今日はどうも、わざわざ、外国から、遠路はるばるお越しいただきまして、ありがとうございます。」というつもりになっていうと、日本人らしさが出るそうです。
だから、この人が日本語がうまくなったのは、
「いやいやいや、全然だよ」という表現の切り口や感情が好きなのでしょう。
マンガを世界に誇る「かわいい文化」として紹介すれば、この人のような日本語がうまい人は増えるかもしれません。
しかし、日本人らしい切り口や感情は、一般化しない方がいいと思います。
ウイスキーやたばこのインターナショナル。あれは、「らしさ」を失った一般的なものです。握りずしのインターナショナルがサーモンの寿司であるように、他の文化と中和してしまったら、独自性を失うと思います。
だからこの方も「変な外人」でいいのではないでしょうか。
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