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2023年01月19日03:06

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【映画日記】『ボイリング・ポイント/沸騰』、『銀河英雄伝説外伝/新たなる戦いの序曲(オーヴァチュア) 4Kリマスター版』、『【ゲキ×シネ】「神州無頼街」』

 1月18日、水曜日。

 不眠。

 朝にDVDでイギリス映画『ボイリング・ポイント/沸騰』を鑑賞。

【クリスマス直前の金曜日夜の人気レストランが舞台。主人公は妻子との別居に悩むシェフ。別居の事だけで頭が一杯なのに、店は厨房もホールもトラブル続き。開店前の衛生検査で評価が下がり、部下は平然と大遅刻をかました上、仕事の合間にドラッグを買い求める。女性オーナーは厨房の状態を無視して予約を取りまくり、ライバル・シェフはアポ無しで女性グルメ評論家を連れて来店。おまけに彼から持ち掛けられる恫喝紛いの取引。アレルギー発作を起こして倒れる客、などなどなどなど…… そんな中、主人公は息子と電話が出来ずにますます険悪な仲になっていく…… そんなテンヤワンヤの90分超をワンカットで描く】という作品。

 コレ、僕はなかなかに面白く観た。前進移動をメインにウネウネグリグリと動き回る怒涛のワンカット撮影に漂う緊張感が凄まじい。監督&共同脚本は新鋭のフィリップ・バランティーニ。彼の名前は覚えておこう。主人公を演じたスティーヴン・グレアムと、彼を補佐するスー・シェフを演じたヴィネット・ロビンソンが揃って好演。地味な作品だけれど、意欲に満ちた作品だ。その意欲を僕は大いに買う。


 朝一番で外科に通院。内腿に繰り返しアテローマが出来る。昨年の夏から、しばしばだ。抗菌薬を処方していただいた。


 そのまま外出。

 梅田に出て、シネ・リーブル梅田、大阪ステーションシティシネマ、シネマート心斎橋、TOHOシネマズなんば、なんばパークスシネマで新作映画チラシを収集。帰り道には第七藝術劇場とシアターセブンにも立ち寄った。シネ・ヌーヴォ、梅田ブルク7、TOHOシネマズ梅田、シアタス心斎橋は立ち寄れず。でもまあ、出ている物は大体が手に入った。シアターセブンで上映終了になってしまった作品が2・3作品有り、それらのチラシが手に入らなかったのは残念だけれど、まあ、致し方ない。

 なんばパークスシネマで2作品を鑑賞。


●『銀河英雄伝説外伝/新たなる戦いの序曲(オーヴァチュア) 4Kリマスター版』

 ポイント鑑賞につき無料。入場特典として<清水恵蔵監督の描き下ろしイラスト・ポストカード【ラインハルトとキルヒアイス】>をいただけた。

 田中芳樹による大ベストセラー小説『銀河英雄伝説』(徳間書店:刊)の刊行開始40周年(=2022年)記念として製作された4Kリマスター版。オリジナル版初公開は1997年12月。今回の配給はカルチュア・パブリッシャーズだけれども、初公開時は東宝配給だった。その時に、今は無きテアトル梅田で観ている。高校生だった。

 原作の中途(であり、『銀河英雄伝説外伝/わが征くは星の大海』の続き)の挿話なので、一見さんにはおすすめ出来ないが、銀英伝ファンならば必見だ。

 クライマックスは<アスターテ会戦>である。数で劣りながらも攻勢に出ていたラインハルト率いる銀河帝国軍を、終盤で指揮権を握ったヤンが妙計で迎え撃ち、最後は<双頭の蛇の陣形=喰い合い>に持ち込んだところで、賢明なラインハルトが撤退を決め、ヤン率いる自由惑星同盟軍は全滅を免れる。艦隊戦の迫力が凄まじい。

 上映時間は90分だけれど、体感では30分程に感じた。いやあ、面白い、面白い!! 『同/わが征くは星の大海 4Kリマスター版』の時にも書いたけれど、凄い、凄い! 何が凄いって、音が凄い、音が!! 身体を震わせる5.1chサラウンドの威力たるや!! オーベルシュタインやビッテンフェルトがチラリと姿を見せるも、一言の台詞さえ無いという贅沢さよ! 本伝を知っている者としてはニンマリだ。原作ファンとしては大満足の一篇。


●『【ゲキ×シネ】「神州無頼街」』

 ムビチケ使用。入場者特典として<数量限定の舞台写真ポストカード(3種の内から1種をランダム配布)>をいただけた。<3週間連続&週替わり>との事だから、全部で9種類が有るという事だ。開封すると<宮野真守メイン柄>であった。

 劇団☆新感線の舞台の劇場版として、もうおなじみとなった【ゲキ×シネ】の第25作。この内、僕は22作品を観ている(←あー、コンプリートしたい! 再上映希望!!)

 本作は2020年に上演予定だったがコロナ禍で延期になっていた演目。ようやく2022年に陽の目を見た次第。

【時は幕末、ところは駿河国。「清水湊にその人在り」と噂された侠客・清水次郎長の快気祝いのため、ある料亭に甲州駿河の名だたる博徒の親分衆が集まっていた。続々と集まる親分たちを調子良く迎えるのは<口出し屋>の草臥(そうが=宮野真守)。早速、銭をせしめようと考えた結果、腕の良い町医者の永流(ながる=福士蒼汰)を探す事を頼まれる。一方、宴席が繰り広げられている座敷に大侠客である蛇蝎(だかつ=高嶋政宏)と、その妻の麗波(うるは=松雪泰子)、息子の凶介(木村了)、娘の揚羽(あげは=清水葉月)が乗り込んで来る。そして蛇蝎たちは毒虫を使って会した面々を皆殺しにしようとする。そこに永流が駆け付け、なんとか次郎長の命を救うも、多くの者が命を落としてしまう。そして、永流と草臥は蛇蝎一家を探るため、彼らの根城である無頼の宿を訪れるが、やがて二人は、国の命運すら揺るがす策謀と立ち向かう事になる……】というスジ。

 今回は【(善玉)福士蒼汰&宮野真守 VS (悪玉)高嶋政宏&松雪泰子】の構図で送る伝奇時代劇アクション&ミュージカル。

 『【ゲキ×シネ】「髑髏城の七人 Season月《上弦の月》」』の福士と、『同《下弦の月》」』の宮野が、本作ではガッチリとタッグを組んでW主演なのだが、正直なところ、それほど期待はしていなかった。やはりというか、なんというか、のっけから繰り広げられる宮野真守による顔芸満開の二枚目半演技(←時折、山田邦子に見える……)にゲンナリしかけたもの。「あ〜…… 今回はハズレかなあ……」と……

 が……

 いやいや、なかなかに面白かった!!

 高嶋政宏と松雪泰子の夫婦に秘められた真の関係! これがまあ外連の塊&倒錯の極み。ビザール、ビザール。福士蒼汰の低音ボイスと槍捌き(というか棒術だな、アレは)の流麗さよ。当たり前ながら、宮野真守は声音と口跡が良くて、歌も上手い。立ち回りも満載だし。昨年の『狐清明九尾狩』の方が断然に好みではあるけれど、今回は想外のアタリで嬉しかった♪ 休憩15分を挟んで、本編176分。合計191分の長丁場だけれど、大いに楽しんだ。


 帰り道に、調味料やら食器やら日用品やらを買い込んだら大荷物になってしまって、帰宅したらヘロヘロ。

 それなのに、突然にネットが繋がらなくなるわ、固定電話機が機能しなくなるわ……

 しばらくチマチマと対策を講じたけれど埒があかず、「ええいっ!! 配線、イチからやり直すっ!!」となり、四苦八苦。

 ようやく回復したと思ったら、もう日が変わっていた……(TT)

 スーパーで買って来た『サバの刺身』と作り置きの惣菜で白ご飯を1パック。これで遅めの夕食とした。

 収集してきた新作映画チラシの整理。マイミクさんの分(=関西限定版)を取り分けて別個にして保管。自分の分は、通常サイズが丁度60種類。大型が8種類で、小型・変形が4種類。合計72種類。多い……(汗)

 というわけで、以上である。

<左添付画像使用許諾:(C)MMXX Ascendant Films Limited>
<中添付画像使用許諾:(C)田中芳樹・徳間書店・徳間ジャパンコミュニケーションズ・らいとすたっふ・サントリー (C)加藤直之>
<右添付画像使用許諾:(C)ヴィレッヂ/劇団☆新感線>
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