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2023年01月13日23:00

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第5919話  あきれる八卦

雪の解けるにおい・・・苦手、臭いって思っちゃう。
これに春を感じる人もいるそうだけど、どうも好かんな。
ここ数日の高温のせいなのか、昨日夜に部屋でへっぷりむしが襲来しました。
あの独特の羽音でムムッと思ったら腕にとまりやがった。
手で払うのは危険なので息を吹きかけて飛ばして、ハエたたきの上にのせて窓を開けて雪のある外で放してあげました。
生き抜けるかどうかは奴次第です。
ちょっと笑ったのがさ、東京だと8度は真冬の寒さなんですってね、
天気予報でも「しっかり着込んでお出かけください」ってアドバイスしているけど。
さっき北海道のニュースで東京から来た観光客がダウンを脱いでインタビューを受けていて「温かくて暑いくらいです」って答えていました、気温は真冬並みなんだけどね。
人間の適応能力はわからんものですね。

どうも、ともんじょです。

なんかタイミングがさ、タイムリー過ぎるんですよ。
アメリカのアカデミー賞の前哨戦の「ゴールデングローブ賞」が昨日開催されて、
アニメ部門に4年ぶりに日本のアニメがノミネートされていました。
今日はそのアニメの映画を見ました。
「犬王」
もともとレンタルを待っていて、ニュースの端っこの方にレンタルされているのを知り、情報を見逃していたことに気が付いて借りてきました。
そもそもがさ、この映画の監督の「湯浅政明」さんが好きだっていうのがありますから。
「四畳半神話大系」「夜は短し歩けよ乙女」「日本沈没」「映像研には手を出すな」なんかが好きです。
その新作だから早く見たかったんです。
別にニュースで取り上げられていたからじゃないです。
世界が認めないと関心も持たなければ評価すらしないその他大勢の日本人たちとは一緒にしないでくださいな。
実在した能楽師「犬王」の生涯を大胆に脚色されています。
猿楽(能の前身)の一家に生まれながらも醜い姿で生まれてしまい親から人間扱いされなかった犬王は、目の見えない琵琶法師(琵琶法師はもともと目が見えない)の「ともな」と出会い、新しい平家物語を追い求めるうちに、そのパフォーマンスが世の中の目に留まり、一躍人気者になりますが・・・
琵琶法師が出てきて琵琶をかき鳴らすんですが、エレキギターの音がします。
それに合わせて犬王が歌い舞い踊るのですが、ロックです。
大胆って紹介した部分がここです、現代音楽を交えて平家物語を表現します。
それがなかなかかっこいい、歌う犬王の声がいいんですよ。
紹介しておくと犬王の声を当てているのがアーティストの「アヴちゃん」っていう人が担当しています、これがかっこいい。
でね、問題はここからですただ楽しいってわけじゃない。
世に出るってこと、人に認められるってことの楽しさやすばらしさだけではなく、
快く思わない人間もいるっていう負の部分にも触れざるを得なくなるわけです。
それが公権力であれば一層めんどくさくなるわけです。
ここら辺が現代とつながってきます。
でもね、結末とかかわってくるからそんなに言えないんだけど。
「報われることのないものの歌」っていうセリフが印象的でした。
湯浅監督は日本沈没で日本の愛国者たちに目をつけられていて、
それに対する抵抗でもあるんだと思います。
案の定批判しているヤツも見つけました、そんなにべろべろ舐めるほど権力者の靴ってうまいのかっていいたくなります。
アニメーションのクオリティがめちゃくちゃ高い。
きれいだし緻密だし、引き込まれます。
ぜひ見てほしいな。
ちなみに、ゴールデングローブ賞は残念ながら受賞はできませんでした。
受賞したのはギレルモ・デルトロのピノッキオです。
それなら仕方ないね。
平家物語もあまりわからないし、セリフの翻訳も難しかっただろうに。
仕方がないです。
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