あれは忘れもしない数年前
僕たち夫婦は神聖なる天保山に憧れて自家用車で向かった
駐車場に車を停めて、麓が温暖な気候のためこともあろうに軽装で頂上に向かった
コンパスも持たずに山を舐めたのがいけなかったのだろう
山頂を目指すはずが道に迷ってしまった
僕は焦り、もう助からないと覚悟を決めた
里に戻りたい願望だろうか、空を見上げれば高速道路や観覧車が見える、恐らく幻覚だ
そして気がつけば山頂を見下ろしてた!
誰かがいる…
山岳救助隊だ、助かった!
救助隊の隊長は僕たちに向かって励ましてくれた
「ニャア」と
無事下山出来た僕たちは自家用車でお家に帰りました
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