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2022年12月31日07:47

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原発60年?

【60年原発の審査方針は「不透明」 “事務方”は事例を集め、議論を活性化せよ テレ朝ニュース】
https://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000281558.html 抜粋
■原発の『経年劣化』を審査 何が厳しくなるのか
■委員長案「厳しい方向に」を官僚が“否定”
山中委員長が改めて60年炉審査に対して「設計の古さ」を含めた厳しさを求め、他の委員も大筋で同意したことから、継続して議論することでいったん収まった。

■焦点は『設計の古さ』 前委員長も「議論されるべき」
 「PWR(沸騰水型原子炉)には燃料取替用水タンクとか燃料取替用水ピットとかといったものがありますが、これは文字通り燃料取替用水を溜めておく設備です。
 燃料取替用水というのはホウ酸希釈してある水で燃料交換の際に使いますが、事故への対処でも極めて重要な役割を担っており、ECCS(非常用炉心冷却装置)が真っ先に使うのもこの水です」
 「要するに、真っ先に炉心へ注入する、安全上、一番大事と言っていい水。
これの貯蔵ですが、初期のPWRでは屋外タンク、次にこれが屋内タンクになり、時代を追うに従ってさらに屋内ピット(プールみたいなもの)に(貯蔵されている)」
 「次世代のPWRでは格納容器(CV)内ピットに(なる設計になっている)。因みに、この燃料取替用水の貯留をCV内ピットにすることの安全上のメリットは非常に大きい」
 「屋外タンク→屋内タンク→屋内ピット→CV内ピットと設計は新しくなっているわけですが、どの設計の場合も、耐震性や飛翔物等への備えなどが評価上基準をクリアしていれば許認可上はOKであることに変わりはありません。
しかし、後段の設計の方が、安全上有利であることは間違いなく、これは余裕の部分であると言えばそれまでですが、古い設計の炉の方が裕度(余裕度)が小さい」
 「こういった、いずれも許認可上はOKではあるものの、古い設計の不利をどう考えるのかというのが私の問題意識です。規制がこれにどう対処するかはなかなか難しいところですが、50歳以上になったら屋外タンクはダメだよといった議論は為されるべきだと考えています」。

■改めて、官僚に問う 「怠慢」ではないのか
 更田前委員長が問題提起し、山中現委員長が引き継いだ「設計の古さ」を含む「厳しい審査姿勢」に、委員会の事務局が「NO」を突きつける。8年余に渡って規制委の議論を見てきた筆者にとって、これは異例の出来事である。

 福島第一原子力発電所事故による被害が拡大した要因に、国会事故調など各種調査報告が官僚の「不作為」「怠慢」を挙げているのを、まさか「忘れた」わけではないだろう。
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