令和4年 12月 第464回
13時開演 国立演芸場
鯉花 『源平盛衰記』より「扇の的」
遊雀 宗論
鯉昇 二番煎じ
仲入り
南なん 蒟蒻問答
まねき猫 ものまね
松鯉 『赤穂義士外伝』 「天野屋利兵衛」
終演 16時
鯉昇師匠は独特の顔芸を発揮。この間というか、雰囲気はラジオではわからないし、テレビでも難しいだろう。やはりナマの高座の醍醐味である。南なんはそらッ惚けた味わいが絶妙。まねき猫は、世にも珍しい河童の鳴き声というのを芝居仕立てで。
トリは講談の大御所、重要無形文化財保持者である松鯉。「天野屋利兵衛は男でござる」と呼ばれるにいたった話である。松鯉師匠の講談で、私にとって良き納めになった。
ところで寄席芸、演芸関係での重要無形文化財保持者は,小三治亡き後、この松鯉師匠のみである。もっといても良いのではないか。
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