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2022年12月14日20:07

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映画  ラーゲリより愛をこめて



第二次日本の配i線が決定的になった後、中国東北部満州に進駐したソビエトによって
不当にもスパイ容疑で拉致されてラーゲリ(強制収容所)に送りこまれた軍属山本と、日本で10年以上にわたりひたすら待ち続けた妻との実話ラブストーリーを描いたた映画が
今上映中。この映画を先日、小牧コロナで観て来た。
数多く感動的なシーンに満ちているのは主演の二宮和之の収容所仲間や、日本で待つ妻もじみ(北川景子)に対し常に思いやりと励ましでもって接する演技や他の俳優陣のリアリティに満ちた演技があるからだろうと思う。
更に、極寒のシベリアのオープンセットが雪に覆われたシーンでの撮影が多くあったり、文字すら厳しく検閲する強制収容所での日常の数々のエピソード今の平和な日本には全て非日常すぎるからともいえる。
胸を打たれたシーンの一つは、収容所かつ生活8年を過ぎたある日、
山本が病に冒されたのを心配した原(安田顕)が決死の覚悟でロシア兵の監視する
収容棟に入って行き病院に移送してくれるよう直訴する場面。案の定ロシア兵は即座に却下、ライフルを構え今にも撃つぞと脅している。その外では仲間全員が、オーマイダーリンと歌声を響かせ原を援護している。
そのかいもあって原が「勝ち取ったぞ」と飛び出してきた。
山本は病院に送られ仲間は安堵したが戻た戻ってきた山本は膀胱がんを患い余命3か月との診断を受けていた、絶望の淵に落ち込む山本だったが、収容所生活が始まった頃、自暴自棄になる仲間、精神的に病んだ仲間にダモイ(帰国)は必ずあると励まし続けた山本
への、日本で必ず帰ってくると信じて待っている妻との約束を守れないことになる山本
への仕打ちとしては哀しすぎる。
ベッドで苦しそうな表情を浮かべている山本に、原は遺書を書くよう勧める
山本は力を得振り絞って妻、母、おば、子供たちそれぞれに遺書を書き上げる。
ところが、書面をしたためることは州収容所ではスパイ行為とみなされ没収されてしまう。帰国が実現した暁には必ず妻の家を訪れ遺書をを渡すと誓った仲間たちは、
その遺書の内容をおなかに頭の中に。記憶することにした。
日ソ国交回復が実現した11年目、耐えながら待ちに待った帰国も叶った仲間たちは、
それぞれ妻のもとを訪れ記憶しているを遺書を読み上げる姿に涙が。思わず出ていた。
山本の帰りを信じていたもじみも悲嘆にくれるばかりだったが、彼らが山本の遺書を
届けてくれた事、夫足ぶりの暮らしぶりを伝えてくれた事には涙ながらも感謝の一言だった。もじみに宛てた遺書には,約束をもれなかった事を詫び、長い間の苦労を思いやり「失望することなく子供たちを守り幸せな生活を送って欲しい。それが僕の最大の望みだ」と書かれていた。母には親孝行できず先立つことを浴び詫び、子供たちには母の言うことはよく守るようにしたためていた。聴き入るもじみの目には大粒の涙が溢れていた。
入れ替わり山本宅を訪れた仲間たちの目にも涙が浮かんでいた。そしてossamaの目にも・・
コロナでの観客は、平日の日中ということもあってossamaたった一人だったが、
間違いなく今年の映画の中では上出来の感動的映画だった。



 
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