少しの間、水木のアニキの歌は聴けない…

ぼくらが子供の頃は、アニメといえば4クール（一年）がほぼ当たり前で（もちろん視聴率が悪かったりスポンサーがいなくなったりしたら打ち切られちゃうんだけど）、今みたいに主題歌が途中で変わることもほとんどありませんでした。
また夕方はアニメの再放送を毎日のようにやっていて、つまりテレビの前に陣取ってアニメを観ている限り、水木一郎さんの歌を聴かない日はほとんどないという時間を、物心ついたてからずっと過ごしていたんですよ。
さらに言えば、アニメだけでなく特撮も同様だから、毎日数曲聴くことすらあったかもしれない。


これはささきいさおさんや子門真人さん、堀江美都子さん達も同様ですが、それだけにぼく（ら）の「耳の原体験・原風景」はみなさんの歌声になっています。
そしてぼくらのようなオタクは、そのままみなさんから離れることなく、ずーっとその歌を聴き続けてきただけに、アニソンとしてはもちろん、歌という存在そのものの核や基礎にすらなっているかもしれない。


だからアニキの訃報は想像以上に堪えています。
あって当然だと無意識に思っていたあの力強い歌声を、もう二度と聴けないと思うと…
ちょっと今日明日は哀しくて、アニキの歌は聴けないなあ…




水木一郎さん死去74歳　7月に肺がん闘病公表、11月歌謡祭では車いす姿「マジンガーZ」熱唱
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