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2022年12月03日07:43

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「僕の中の台湾」

 今日のニュースで語られる「台湾」については、僕に語る資格はありません。それぞれの皆様がいろんな機会に見聞きしていらっしゃるからです。ですから、「僕の中の台湾」という観点でお話させていただきたいと思います。

まず、僕も人並みに台湾に観光旅行に行ったことがあります。しかし、そこはあたかも台湾人が日本の「観光旅行」に来た時と同じように、お土産屋さんがあり、観光バスの駐車場があり、ガイドブックに載っているところを走り抜けただけの知識でしかありません。しかし現実には皆様それぞれに故郷にある名所旧跡など観光客からは見向きもされない素晴らしいところがある訳でして、今になって「インスタ映え」で見直されたりします。そんな「絶景」ともいえる珍しい景色を拾い集めた珍しい動画をお見せしますので、お時間のある時にじっくりご覧になってみてください。きっと素晴らしい発見があると思います。


下の「字幕ボタン」を押して、解説をご覧ください。圧巻の景観をお楽しみいただけると思います。

 北は樺太 千島より 南台湾 膨瑚島
 朝鮮八道おしなべて わが大君の大御稜威
 旭の御旗 翻し  同胞すべて8千万

戦時中の鞠つき歌ですが、日清戦争で清国に勝った日本が「初めて手に入れた領土」である台湾は当時の産業と言えば防虫剤で知られる「樟脳」でした。ところがこれが実は「セルロイド」の原料であり、その「セルロイド」は言うまでもなく「ロイド眼鏡」と言われるように「眼鏡のつる」に加工されたり、下敷き、筆箱、歯ブラシケースなど今でいうプラスチックの原材料として引っ張りだこだった関係で、日本が植民地化することで材料が切れることを恐れたイギリスが、日本政府にクレームを入れます。つまり、「植民地経営のド素人がうちの主力産業を壊すのか!」というわけです。新任総督の後藤新平は「日本の威信にかけて絶対に樟脳の供給を遅らせてはならない」と必死に発破をかけて納期どうりに納品して大いに信頼を上げ、現地台湾人にも日本人のすごさを思い知らしめたと評判になり、その後の台湾発展の好ダッシュがスタートしたと伝えられています。 

 その後「烏山頭ダム建設」や「縦貫鉄道建設」「高雄港の整備」「台北帝大設立」「嘉義農林の甲子園準優勝」などあって日本統治50年は大成功をおさめましたが、非常に大事なことは「日清戦争」の結果「下関条約」で「台湾の帰属を日本にする」と明記されていたのに、アメリカは終戦後の「台湾の帰属」を明記せず、ただ「日本の領土を4島及びその周辺の島々」と決めただけにしたため、国際法上は「日本の領土」のまま今日になっており、蒋介石が勝手に来て領有したり、中国共産党が「中国のものだ」と主張したりする事態になっています。

 問題はその先にあります。つまり日本以外の国には「国境」という概念は低く、「その時々の隣接する国の力関係で広がったり狭まったりするもの」という認識位しかありません。「世界には米英中ロしかいらない」という傲慢な考え方があります。つまり「世界は大国が勝手に領土を広げて、わがまま放題にしてよい」という考え方で、それがロシアや中国などで最近勢力を伸ばしてきているのです。ということは「今日の台湾は明日の日本」という運命を背負っているわけで、それを跳ね返すにはやはりそれなりの心構えと努力で大国を翻弄してわが国を守るという意識を常に根本に持っておかなければ、結局「弱肉強食」の世界を生き残ることはできなくなることを最近強く考えるようになりました。

 ウクライナはNATOが助けてくれます。ウクライナがなくなれば自分たちがヤバくなるからです。ところが日本はどうか?日本がなくなれば困るのは「お魚さん」だけです。東南アジアが日本を助けるどころか、すでに「寄らば大樹の陰」で中国に尻尾を振っています。アメリカの本音は見えたでしょう。日本にも台湾にも兵器は売るけど、命は出しません。いま日本が考えるべきことは、ロシアが崩壊するように立ち回ること。アメリカの尻馬に載って、中国の弱体化に手を貸すこと。当たり前ではないですか。「テ−ブの上で握手して机の下で相手を蹴飛ばすのが地球の掟」なんです。


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