【時評】共産主義は夢で終わった！

マルクスの理論は、机上の空論だった。
労働の質を無視したのが間違い。
腕の良い職人と新人の職人では、労働の質が違う。
良い職人は材料を加工して、高品質の製品を作り、価値を生む。
だが新人の職人は商品にならない粗悪品を作り、材料の価値を奪う。

腕の良い職人は労働によって価値を生むが、新人の職人は材料の価値を奪う。
ゆえにあらゆる労働が価値を生むことはない。
また商品の価格は、消費者が納得した価格である。
労働者が生み出した価値が、そのまま価格になるわけではない。
もしも労働者が、消費者が納得する商品を作りだせなければ、その労働に対価は支払われない。

マルクスの失敗は、経済を資本家と労働者だけで分析したことだ。
消費者という気まぐれな要素を考慮しなかったのだ。
ソ連や中国の失敗も、そこにある。
第二次世界大戦後、大衆はソ連共産主義を見限った。
そこで共産主義者はベルリンの壁を作り、共産圏から脱出する人々を封じこめた。
またハンガリーやチェコでは、軍隊で自由化運動を弾圧した。
ソ連が共産主義の失敗を認めるのは、ベルリンの壁が壊された後である。

我が国の共産党は、いまだ失敗を認めていない。
まだ目覚めず、夢の中にいる。

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■統一選へ党勢拡大を＝共産・志位氏
(時事通信社 - 11月03日 15:01)
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