今月は女児アニイベント二本！
10月8日 アイカツ10thイベント
10月30日 デリシャスパーティープリキュアライブ
こんなデカいの月に二本は初めてよ。
その女児向けアニメが今危機に瀕している。
アイカツ：サービス終了
プリティー：TV放映終了
サンリオ系：ミュークルドリーミーで終了
我々女児向けアニメファンの頼みの綱はプリキュアだけなんだ。
そこで今年のデリシャスパーティープリキュアの出来があまりにも良いので急遽チケットを手配して本日観覧してきたわけですが、満足であります。
曲は半分くらいしか知らないのですが、後期EDのココロデリシャスを聞いた瞬間にこのライブに行こうと決断したのでそれを最高の演出で聞けたのでもうそれだけでチケ代分は満たされました。そう言えばキュアフィナーレのイメージカラーはゴールドって公式からのアナウンスがあった気がしたんですが、サイリウムの色は紫なんですね。
声優さんの歌はキャラクターに合っててとてもいい曲ばかりでした。井口裕香さんがらんらんそのものですごい安心感。茅野愛衣さんを私が知ったのはモーパイのアイ・ホシミヤでその時のイメージがずっとあるんですけど、今や中堅にさしかかってデパプリ声優陣の中でもリーダー格な感じなんですね。キュアフィナーレと被ってすごく「らしい」って感じで。茅野さん曲の最中にステージのモニターへジェントルーからキュアフィナーレへの菓彩あまねのストーリを映し出した映像演出がすごく良くって良くって。
会場の席は二階席の最奥。これ以上後ろも横もないという最奥。普通はがっかりする席なんですが、新型コロナワクチンを受けたのが3日前でして座って観覧というスタイルにちょうどいい案配でありました。
なので会場を俯瞰で見ることになり一つ興味深いことに気付いた。
プリキュアファンって「オンビート」なのね。
アイカツファンは「オフビート」なんですよ。
音楽専門用語なのでわかりやすく説明すると、大抵の4拍子の楽曲ってそのアクセントの場所って2通りあるんです。それが「1拍目＆3拍目」か「2拍目＆4拍目」。
��2��4 オンビート 前の方にアクセントがある
1��3�ぁ．�フビート 後の方にアクセントがある
私はアイカツの人間でして、バンド活動もハードロック畑の人間なのでオフのノリが体に染みついていまして。そこで本日のプリキュアはそれが逆でｗ。どっちがどうって対立する話ではないのでそこは誤解しないで欲しいのですが、若干慣れないオンのノリに戸惑っていたんですよ。でも中にはオフでサイリウムを振っている人もいたので「あぁ同族さんがいる」って上からアリーナ席を見てて安心していたりｗ。
もう一つ違うなって感じたのが、歌い手さんが登場する時の演出。これも良い悪いのお話じゃなくて違うって話なのでそこは対立ではなく並列での感想と思って欲しいのですが、プリキュアの方は曲の始まりで最初に歌い手さんが出てきて曲が始まるのでお客さんも「あ、次はこの曲だ」って安心して曲に集中できてる感じ。
アイカツの場合は曲のイントロが始まってから歌い手が登場するって演出が多いので、そのイントロでもって観客が意表を突かれるって構造になってて、声出し禁止公演とは言え「ほあぁぁぁ！」っていう心の声が自然と客席から湧き上がってその演出の違いで客席の反応が違うのも面白い。声出しOK時代はイントロで「ぎゃぁぁぁ！」まであるｗ。
と、同じ女児向けコンテンツの音楽ライブと言うのに全く違うタイプのライブコンサートを1か月のうちに堪能できたというのも面白い経験でありました。
女児向けアニメのライブって言うと、知らない人は「こーんにーちはー！」って子供向けのあいさつから着ぐるみが歌い手さんと踊って「良い子のお友達ー、楽しかったー？」と言う子供だまし的な物と思い込んでいる節があるのですが、実際は真逆です。キャストさんもMCで言ってたように裏方さんを含め皆さん大変なお仕事として真剣に取り組んだその結実としてあるコンテンツなので、大人が大人向けコンテンツとして観覧して十分に感じ入ることのできるクオリティであります。
-所詮子供騙しとでも思ってるのだろ？
-だが、子供を騙すのは大変なのだ！
-誰かに夢を見せたいなら、まず自分たちがその夢を信じるべきなのだ！
甘城ブリリアントパークでの可児江西也の台詞。
これはプリキュア製作にも言えることで私が大好きなアニメ名言。
帰り道、かつてアイカツ全盛期にいつもイベントをやっていたラクーアガーデンステージの前を通りながら女児向けアニメの復興を願いつつ、孤軍奮闘最後の砦であるプリキュアを支えていきたいと思う大きいお友達の私でした。
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