1)10/26
裁きの日がキタ。
先週、内視鏡検査を行い、その場で「アウト」宣告。外科送りとなった。で、その外科での診察があった。
予約の時間(11:30)に行って、先生から話を伺う。前回の消化器内科の先生よりも歯切れが悪い感じが読み取れた。本来ならば、前回の「絵」を見せて、説明を始めるのではないかと思ったが、それはせず、「とりあえず、もう少し詳しく調べてみましょうか」ということで、私から離れた場所で、別の検査の部門に電話をかけて、予約を入れてくれた。
で、すぐ、具体的な検査となった。
血液検査、尿検査、レントゲン、心電図、CTである。
CTは少し待たされたが、通常予約した人の間に割り込む形で入れてもらう感じで、仕方がなかった。でも、今回は桜井章一さんの本を持っていったので、読んで時間を潰すことができた。
CTは、初めての体験だったが、造影剤の注射を打って、体が熱くなる感覚は、50年生きてきた中で経験したことのないイヤぁな感じだった。とにかく、早く終われって思った。が、もちろん、そんなに時間はかからず、まもなく、無事、終わった。
で、再度、その結果を受けて、外科の先生の診察があった。今度は若い女の先生だった。ハキハキした、性格も明るい感じの素敵な先生だった。
ざっくばらんに、説明を受け、どうやら、他の臓器等に転移がないらしいことが告げられて、ホッとした。
そのうえで、私が懸念していたこと、純粋に疑問に思っていたことを質問して、それに応じてくれた。気が晴れた。
で、最速でのスケジュールを告げられ、それで進めるしかないという覚悟を決めて、16時過ぎに出てきたのであった。
この日、私は何人の人と接したのだろうか?15人くらいか?NTT病院の院内の連携は本当に素晴らしい。私は「優先順位高男」ということで、特急券をもらった感じだった。父も横断的に、いろんな科でお世話になったが、私もまさか、こういうかたちで、それもこんな若くに、お世話になろうとは、父の亡くなった日からすれば、夢にも思わなかったが、これも事実と受け止めて、信じて、頑張るしかないと思うのである。
でも、転移がなかった(かもしれない)ということで、1つは良かった。あと1年ですとか言われる可能性もあると考えていたからである。あとは、実際に、手術を受け、化学療法とやらを受け、元に戻らないにしても、普通に生活できる状態、それだけではなく、経済的な自立を図るべく、就職しなければならない。前途洋々とまではとても言えないが、前向きに逝くしかない。
2)10/27:ハロウィンなマーシャルワークアウト
昨日、カワナさんからメールがあって、私の状況を説明したメールを読み落としている可能性が高いことがわかり、今日改めて、現状を説明し、理解を得た。また、会計の件で、資料を作成し、フワ先生にもメールしたが、白内障の手術を受けるということで、カワナさんが会計報告するということを知った。お互い、300歳まで生きるという話で、盛り上がれたのは、ちょっと嬉しかった。
で、午後はいつも通りのマーシャルワークアウト。ただ、ハロウィンのスペシャルということで、クロサワさんもニシヤマさんも仮装していた。
わたし的には、昨日の結果から、一気に、心配のタネが小さくなって、気分が明るくなり、いつも通りの精神状態で、マーシャルに入ることができた。
今日はキツいですと言われて、望むところと思って、最後までがんばった。がんばったって言うか、楽しめたのである。非常に良かった。我ながら、重度のがん患者とは思えない、はつらつとした動きだったと思う。
間もなく帰宅し、遅めの昼食、カップ天ぷらそばを食べ、また、母が帰宅後、シュークリームをもらってきたので、コーヒーを淹れたのだが、今まで淹れた中で、一番おいしかった。豆の量、お湯の温度、粉の挽き具合、お湯の注ぎ方、すべてが良かったんだと思う。スッキリ軽めだった希ガス。豆次第で、このくらい条件を「振らない」といけないんだなぁって思った次第。ま、でも、「正解」を感じ取れるだけの経験を積んできたんだと嬉しく思った。
夜は気分が良かったので、赤ワインを少し飲んで、日本シリーズの吉田正尚のサヨナラホームランとかを見て、Mリーグも見て、これを打っている。今日は一日、気分良かった。
明日は、術後はしばらく撮影は厳しかろうと考えて、急遽、適当な人を見つけ、予約を入れたのであった。気合い入れて、撮るぞ!
そういえば、Facebookで、がんであることを今日、告白した。
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