18981010 NO5617 韓国公使館付武官代理（＊野津鎮武）発令の件
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012_0120_0220 駐韓日本公使館記録 12巻 一二. 本省往来信 (22) [韓国公使館付武官代理発令の件]
文書題目 (22) [韓国公使館付武官代理発令の件]
文書番号 送第六一号
発信日 明治三十一年十月十日 ( 1898年 10月 10日 )
発信者 外務大臣 伯爵 大隈重信
受信者 在韓 臨時代理公使 日置益
(22) [韓国公使館付武官代理発令の件]
送第六一号
参謀本部出仕陸軍歩兵大尉・野津鎮武は今般韓国公使館付武官代理に任命されましたので、別紙の通り陸軍大臣より訓令がありましたことが、同大臣より通知がありましたので、この件御通牒に及びます。 敬具
明治三十一年十月十日
外務大臣 伯爵 大隈重信 印
在韓 臨時代理公使 日置益 殿
[別紙]
文書題目 訓令
訓令
今般韓国京城公使館付将校として派駐させられたことについては、駐箚の間はすべて公使の管轄に属し、一切の分限は公使館付諸官と異なることはない。したがって出入・起居共に公使館の成規を遵守し、事の交際国政府と関係する事項は、公使の許可の上で従事し決して専断があってはならない。また視察に係わる事項は、時として嫌忌（＊野津が忌み嫌うこと）に触れる事がないとは限らない。したがって重要な事項は毎事所属公使の思量決定に任かすこと。以上の趣旨を十分理解して本務に服すること。
明治三十一年十月五日
陸軍大臣 子爵 桂太��
韓国京城公使館付武官代理 陸軍歩兵大尉 野津鎮武 殿
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