18981222 NO5609 閣員更迭の件
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012_0120_0140 駐韓日本公使館記録 12巻 一二. 本省往来信 (14) 閣員更迭の件
文書題目 (14) 閣員更迭の件
文書番号 発第八十六号
発信日 明治三十一年十二月二十二日 ( 1898年 12月 22日 )
発信者 加藤 全権公使
受信者 青木 外務大臣
(14) 閣員更迭の件
発第八十六号
前報告に続き、本月一日より同十五日までの閣員更迭の概要を挙げると次のようになる。
一日
漢城判尹・尹致昊（ユンチホ）が依願免官となり、
李采淵（イチェヨン）がその後を継ぎ、
参政・朴定陽（パクチョンヤン）、宮内大臣・閔泳奎（ミンヨンギュ）、内部大臣・閔泳煥（ミンヨンファン）、学部大臣・李道宰（イドチェ）、法部大臣・韓圭卨（ハンギュソル）、農商工部大臣・権在衡 （クオンジェヒョン）、賛政・金奎弘（キムギュホン）、参賛・李容稙（イヨンシク）などがまた依願免官となり、
法部大臣署理にはその協弁・李万教（イマンギョ）、
農商工部大臣署理にはその協弁・申泰休（シンテヒュ）が命じられた。
＊二日はなし
三日には、
賛政・金明圭（キムミョンギュ）宮内府特進官に転じ
四日には、
法部協弁・李万教（イマンギョ））も宮内府特進官に転じ、
内部協弁・尹雄烈（イウンニョル）がこれに代わり、
内部協弁には宮内府特進官・閔丙漢（ミンビョンハン）が命じられた。
同日、副将・閔泳煥（ミンヨンファン）が参政に、
徐正淳（ソジョンスン）・権在衡（クオンジェヒョン）が賛政に、
朴定陽（パクチョンヤン）が農商工部大臣に、
沈相�癲淵轡爛汽鵐侫鵝砲�軍部大臣に、
韓圭卨（ハンギュソル）が法部大臣に、
閔泳綺（ミンヨンギ）が度支部大臣に、
金明圭（キムミョンギュ）が学部大臣に、
李根命（イグンミョン）が内部大臣に、
朴齊純（パク・ジェスン）が外部大臣に、
そして賛政・李允用（イユニョン）は臨時法部大臣署理ならびに臨時内部大臣署理に命ぜられ、
李容稙（イヨンシク）が再び参賛となった。
五日には、
賛政・李允用（イユニョン）の内部大臣と法部大臣署理を解き、
内部大臣署理にその協弁・閔丙漢（ミンビョンハン）、
法部大臣署理にその協弁・尹雄烈（ユンウンヨル）が命じられた。
六日には、
議政・趙秉世（チョビョンセ）が宮内府特進官に転じ、
外部協弁・閔商鎬（ミンサンホ）、学部協弁・閔泳瓉（ミンヨンチャン）それぞれの大臣署理を解く。
七日には、
宮内府特進官・尹用求（ユンヨング）、従二品・韓耆東（ハンギドンかハンジドン）がいずれも賛政に任じられ、
度支部協弁・高永喜（コヨンフィ）がその署理大臣事務を解かれた。
＊八日、九日はなし
十日には、
農商工部大臣・朴定陽（パクチョンヤン）が願いによって免官となり、その後任には
翌十一日をもって
権在衡（クオンジェヒョン）に命じられた。
十二日には、
中枢院議長・李鍾健（イヂョンゴン）の臨時軍部大臣署理を解き、
これを副将・閔丙奭（ミンビョンソク）に命じられた。
同日また農商工部協弁・申泰休（シンテヒュ）のその大臣署理事務を解いた。
＊十三日、十四日はなし
十五日には、
漢城判尹・李采淵（イチェヨン）が依願免官となり、後任を尹致昊（ユンチホ）に、
警務使・李根澔（イグンホ）が依願免官となり後任を秘書院丞・金永準（キムヨンジュン）に命じられた。
以上は一目瞭然に示すために別にその表を制作し閲覧に供します。この件具報に及びます。敬具
明治三十一年十二月二十二日
加藤 全権公使
青木 外務大臣 宛
＊太字は二度以上登場者
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