18980601 NO5598 三港一市を通商港市に選定した件
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012_0120_0030 駐韓日本公使館記録 12巻 一二. 本省往来信 (3) 三港一市を通商港市に選定した件
文書題目 (3) 三港一市を通商港市に選定した件
文書番号 発第三四号
発信日 明治三十一年六月一日 ( 1898年 06月 01日 )
発信者 加藤 弁理公使
受信者 外務大臣 男爵 西徳二��
(3) 三港一市を通商港市に選定した件
発第三四号
この度韓国政府は咸鏡道城津浦（ソンジンポ）外二港を通商港に、平安道平壌を開市場に選定し皇帝陛下の裁可を経たとのこと、ならびにその実施期日及び応行事宜（＊不明。事宜は事情など）は追って定める旨、本月三十日当国外部大臣より照会がありましたので、とりあえず昨日第四八号で電稟に及んで置きましたが、なおまたここに別紙照会文写を添えてこの件申報に及びます。 敬具
明治三十一年六月一日
加藤 弁理公使
外務大臣 男爵 西徳二�� 殿
[別紙]
文書題目 城津、群山、馬山三港の開港及び平壌一区域の開市に関する請議書
城津、群山、馬山三港の開港及び平壌一区域の開市に関する請議書
これらの港・市開設は、商業を拡張し民国の利益を発達させるところにある。先に木浦（モッポ）・甑南浦（チュンナムポ ＊鎮南浦・現在の南浦）両港口の増設の事例に照らし合わせても、現今の商務は日に日に興隆することになるであろう。したがって港口を開き、陸地に開市場を設けることは極めて時宜に合っている。港口指定地は咸鏡北道・城津（ソンジン）、全羅北道・群山浦（クンサンポ）、慶尚南道・馬山浦（マサンポ）とし、開市場指定地は平安南道平壌府（ピョンヤンブ）とし、その地の宮内府官有基地を除き一区を択定するものとする。三港における応行事宜はこれまでの「開港場章程」に準拠し、「開市場条規」は別に制定・施行するのが妥当とするが、事項が極めて重要なのでここに会議に提出する。
光武二年五月二十六日
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