川が死ねば海も影響を受ける

高度経済成長期
全国で電力の逼迫が起こった。山間部で決死の覚悟でダムをこしらえた。
黒部ダムは有名ですね。

高知にも雨不足になると全国的なニュースとなる早明浦ダムがあります。
あと、ニュースになることはありませんが、仁淀川に大度ダムがあります。
吉野川にある早明浦ダムは徳島市に向かって東に流れており、
高知県にありながらも恩恵は少ないようで、、香川県の水がめとか言われています。
仁淀川は高知市の西側を流れて太平洋に流れ出る大きな河川。
近年は一級河川ながら水質が綺麗と言うことで仁淀ブルーなる言葉で観光資源にも、
高知市の南西部では大事な水源でもあります。

大度ダムができたことで太平洋に流れ出る土砂が減り、宇佐市から高知市の桂浜にかけて
太平洋の砂浜が浸食され痩せるようになりました。
浸食が進むと堤防まで浸食する恐れがあるので砂防工事ができました。
見渡す限りの太平洋を堤防から一望できますが、砂浜から突き出た堤防とテトラポットが
ずっと続きます。
国土地理院の地図を見ると昭和と平成の海岸が比較できます。

ま、これはワシの勝手な憶測なのでダムと砂防工事の因果関係は断定できませんが、、
学生の頃には堤防の無い浜から投げ釣りをしたものでした。
昔を知っているだけに少し物悲しさを感じてしまいます。