青春18きっぷが2枚余っていたから、消化旅行を企ててみた。
使用出来るのも今日が最後だし、丁度良い。
京都5時30分発の上り米原行きの始発に乗るから、4時前に起床。
何時もの三宮の始発と変わらない。
地下鉄はまだ動いていないから、京都駅まで歩く。
京都駅には5時20分過ぎに到着。
窓口では喪服のオバハンが駅員と揉めていた。
ICカードがJR西日本非対応てかで言い合いになっていたが、JRが「使えない」と言ってるカードに対して「何で使えないの」と言った所で仕方がない。
此方は18きっぷのスタンプを押してもらわなければならない。
ただでさえ少ない窓口を下らん言い合いで占領しないで貰いたい。
普通の感覚なら「あ、そうですか」で切符を買えば済む話だと思うのだが。
時間に余裕があったからまだ良かったが、これがギリギリだったらオバハンに怒鳴り付けていたかも知れない。
全く、迷惑極まりない。
ホームに降りたら既に米原行きは入線していた。
割と混んでいる。
5時30分、定刻に発車する。
逢坂山トンネルを抜けて大津
鮮やかな朝焼けが、広がる。
正面から見えていた朝焼けが段々と右側へと移動していく。
朝が早かったから、ついうとうとと舟を漕ぐ。
目が醒めたら河瀬の手前だった。
6時32分、米原に到着。
18きっぷシーズンの始発の名物、米原ダッシュで跨線橋を渡り7番線へと急ぐ。
6時52分発の敦賀行きは既に入線している。
521系の2連で、瞬時に座席が埋まる。
敦賀行きが出た後、7時7分に発車する特別快速浜松行きが7番線に入って来るから、かなりの人がホームに並んでいる。
6時52分、定刻に発車。
朝日に照らされた真廣寺の屋根を眺めて天野川を渡る。
田村を過ぎると琵琶湖が見えて来る。
高月の駅前に「こだわりのうなぎ」と掛かれたのぼりが幾つも立っていた。
駅前に「福助」なる屋号の店があったから、その店の名物なのだろう。
一度、うなぎを食べに高月で降りるのも一興かも知れない。
木ノ本を過ぎ山が迫って来る。
余呉湖を左に眺めて余呉トンネルに入る。
近江塩津で湖西線と合流。
深坂トンネルを抜けて福井県へと入る。
新疋田を過ぎると、滋賀県は晴れていたが、福井県に入ると雲が出て来た。
7時38分、敦賀に到着。
しかし、左右どちらのドアが開くかの案内が無いのは宜しく無い。
次の7時41分発の福井行きは向かいのホームに停車していた。
駅に到着して左のドアからホームを縦断、福井行きに乗車する。
ほぼ全ての乗客が福井行きに乗り換えたから、一瞬で満席となる。
敦賀を出ると東洋一と唱われた北陸トンネルへと入る。
海底トンネルを覗けば在来線一の長大トンネルを抜けると南今庄。
山に靄が掛かる様な天気で、どんよりとしている。
山合いの路線を抜けて武生に到着。
武生盆地の平野部を走る。
鯖江で特急の通過待ちで4分程停車する。
しかし、特急の通過が遅れていた。
8時23分の発車が8時27分になる。
鯖江を過ぎると、再び晴れて来た。
福井にも遅れて到着。
次の8時41分発金沢行きは階段を渡った反対側。
金沢行きは521系の4連だったから、余裕で座れた。
福井行きの到着が遅れたから、金沢行きも4分遅れの8時45分に発車した。
九頭竜川を渡り越前平野を走る。
丸岡や芦原温泉を過ぎて牛ノ谷まで来ると越前平野が尽きて山を越えて行く。
田圃には稲穂が実り日の光を浴びて黄金色に輝いている。
石川県に入り、山を下る。
加賀平野に入ると大聖寺に到着した。
大阪から来た特急「サンダーバード」に道を譲る。
石川は我が故郷だから、何とも懐かしい気持ちが生まれる。
大聖寺の次が加賀温泉。
駅裏の観音温泉は廃業して随分になるが、巨大な観音像は未だに健在だ。
私が高校の時分に開業したかと思うが、当時は「加賀の恥やな」と思っていたが、今ではある意味、加賀温泉駅のランドマークの様な気がする。
そして、この加賀温泉からほど近い山代温泉に長期出張で来ていた。
2015年の夏の話だ。
そのお陰で、加賀温泉周辺は故郷と云うより長期出張と云う仕事ワードの方が先に来て仕舞う。
粟津を過ぎると、百万石リゾートレーンと云うレトロ感溢れるボウリング場がある。
私が子供の時分からあるから、50年近く営業しているのだろう。
小舞子まで来ると、何と無く地元に帰って来たような心地になる。
小舞子には海水浴場があり、元々は臨時駅だったかと記憶しているのがだ、私は泳ぎに行った事が無い。
何時も美川灯台のある手取公園の海水浴場へ行っていた様な気がする。
手取川を渡り、美川の町へと入る。
そうして、美川に到着。
もう何年も降りた事も無いが、何とも懐かしい。
叔父貴の屋敷があった加賀笠間を過ぎ、松任に到着。
昔は園八のあんころの立売もあったのだが、今では駅売りはしていない。
9時57分、西金沢に到着。
ここで下車して、駅前の北陸鉄道石川線新西金沢駅へ移動する。
鶴来までの乗車券を買おうとしたら、土日祝限定の1日フリーエコきっぷを勧められる。
600円で、石川線を乗り放題。
新西金沢から鶴来までは片道500円だから、随分とお得である。
10時19分、鶴来行きに乗車。
北陸鉄道7000系の2連。
乗ろうと思ったドアが、自転車で通せんぼされていた。
加賀平野を白山・鶴来へ向けて走る。
野々市を出て田園風景が広かっている。
額住宅前で野町行きと交換する。
10時45分、鶴来に到着。
以前はここから先、白山比�弯声劼料阿泙馬�線が伸びていたが、2009年に廃止になってしまった。
2009年10月11日、乗り鉄と撮り鉄を兼ねて遠征して来た。
https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1307949976&owner_id=5677348
北陸鉄道石川線に乗るのも、白山比�弯声劼忙嫁劼垢襪里癲△海了�以来だ。
鶴来の町を抜けて、手取川に沿って歩く。
30分程歩くと、旧加賀一の宮駅が見えて来た。
ここから参道を上がると加賀國一之宮・白山比�弯声劼任△襦�
全国に2,000社以上ある白山神社の総本社であり、白山を神体山として祀り、その化身たる白山比�彗膺声膾弯世箸垢襦�
お詣りした後、御朱印を頂く。
白山比�弯声劼蓮�帝国海軍の航空母艦「加賀」の艦内神社でもある。
航空母艦加賀艦内神社発祥之地の碑が、ひっそりと建てられていた。
海上自衛隊の護衛艦「かが」の艦内神社も、白山比�弯声劼�奉られていると云う。
お昼になったから、白山比�弯声卍撒鐐亜�慶応年間創業の老舗料亭、和田屋へ行く。
坂道を降りると、2階建ての風靡な建物が見えて来た。
部屋に案内される。
2階だから、眺めが良い。
先ずはビール。
そして前菜が来る。
いちじくの胡麻和え、鮎の笹寿司、猪肉、他。
酒が呑みたくなったので、久し振りに「天狗舞 山廃純米」をぬる燗で頂く。
そして椀物。
鼈豆腐と巻き海老。
造り。
岩魚洗い、鮎子造り、鱒親子かぼす盛り。
栗豆腐。
鮎は前に大垣で造りを食べた事があったが、まあこんな物かと云う様なものだった。
和田屋の鮎は軽く昆布で〆てある。
柔らかく水っぽい鮎の身が締まり昆布と子の味が混ざり何とも贅沢な味わい。
そして焼き方が部屋の囲炉裏で鮎と、ナメコを焼き始める。
この様な巨大なナメコは見た事がない。
酒を追加。
萬歳楽「菊のしずく」吟醸を冷やで頂く。
炊き合わせ。
南京饅頭の餡掛け。
そうこうしている内に、焼き物が仕上がって来た。
焼き物。
九頭竜川の天然鮎塩焼きと、なめこ。
8月の豪雨で手取川の鮎は、今年は手取川の鮎が全く取れないと云う。
手取川も九頭竜川も、どちらも白山から流れ出る大河。
そして、秋の落ち鮎らしく一匹は子持ちであった。
子持ちの鮎の塩焼き、それも天然物など生まれて初めてである。
居酒屋で出る様な化粧塩でヒレなどが真っ白になった鮎とはまるで別物。
まず香りが違う。
通はヒレを珍重すると云うが、確かに香ばしく美味であった。
また、この巨大なナメコも、しゃきしゃきした歯触りに独特の甘味があり、普段食べているナメコとは別物であった。
一品。
鰻と冬瓜の卵とじ。
鰻と冬瓜がこんなに合うとは思わなかった。
揚げ物の変わり。
鹿肉のステーキ。
和のジビエを名乗る和田屋らしく、白山の鹿肉。
キメの細かい癖の無い鹿肉にバターソースの甘味が加わりえもいわれぬ美味。
釜がやって来る。
なかなか大きな釜は、ご飯物。
鮎の釜焚き飯。
茶碗に大盛で3杯は食べられた。
まなにゃーさんも2杯、お代わりしていた。
気付くかどうかと云う位の山椒の風味と鮎の出汁が染み入った加州米。
〆に相応しい一品である。
最後の水菓子。
実に満腹した。
まなにゃーさんもご満悦。
食休みして、14時半頃に和田屋を後にした。
再び白山比�弯声劼悄�
そして鶴来の町をぶらつく。
鶴来の町の入口に鎮座する、波切不動明王にお詣りするも、まなにゃーさんは近付いて来ない。
よく見たらお堂の屋根に、でかい雀蜂の巣があり、蜂が多数出入りしていた。
萬歳楽の小堀酒造へ寄る。
「ひやおろし」を購入し、向かいにあるマルエー鶴来店へ。
北陸では何故か、イトメンの製品が普通に置いてある。
当然の様に「ブラックちゃんぽん麺」があったから、購入した。
他に加賀の車麩なども買う。
鶴来駅に戻り、16時発の野町行きに乗る。
朝も早かったし、酒も入ったからついうとうとと舟を漕ぐ。
新西金沢には16時25分の到着。
JRに乗り換えて、西金沢発16時36分の金沢行きに乗車。
犀川を渡り16時41分、金沢に到着した。
七尾線乗り換え口に移動する。
赤帯の521系が4連で入って来る。
17時5分発の七尾行きとなった。
七尾線に乗るのも2002年の2月に和倉温泉へ行った時以来である。
津幡まではIRいしかわ鉄道、旧北陸本線を走る。
津幡から別れて能登半島を行く。
河北潟をぐるりと大回りしたような線形で、淡々と進む。
宇野気で特急「花嫁のれん」が停車していた。
横山では金沢行きと交換。
段々と暗くなってくる。
敷浪でも金沢行きと交換。
羽咋を出ると真っ暗になってしまった。
羽咋からは能登半島を縦断して、日本海側から富山湾側へと出るが、地構帯を走るから山越えの様な区間は無い。
18時34分、七尾に到着。
駅前の「ビジネスホテルはやし」にチェックイン。
303号に案内されたが、なかなかに昭和レトロ。
前にモハ42を撮り鉄しに行った時に泊まった宇部新川のホテル。
或いは木次線を乗り鉄し、翌日、餘部鉄橋で撮り鉄する為に泊まった境港のホテルに並ぶ。
フロントで靴を脱いで上がるホテルなどこれ以外には知らない。
しかし、安い。
ダブルで3400円だからカプセルホテルより安い。
19時も近いと云うのに廊下に使用済みリネンが置いてあったりするが、この値段では文句は云わない。
朝も早かったし、明日もまた早いから、早目に落ちる事にする。
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