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2022年09月03日13:02

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北九州市長、「条件付きで5選不出馬」の背景

北九州市長、「条件付きで5選不出馬」の背景
9/3(土) 9:32 西日本新聞 配信より

https://news.yahoo.co.jp/articles/b85851bea2c6a9374db9906ee5935b1a7f6e4030

西日本新聞
■5選へ布石?いぶかる見方も
次期市長選について西日本新聞の取材に答える北橋健治市長=2日午前、北九州市役所(撮影・笠原和香子)

 北九州市の北橋健治市長(69)=4期目=が、来年2月の任期満了に伴う次期市長選を巡り、市議会の与党4会派(自民党系2会派、公明党、旧民主党系会派)が一致して後継候補を擁立すれば、自身は出馬しない意向を示した。これを受けて4会派は、北橋氏の後継候補として、同市出身の国土交通官僚に出馬要請する方向をほぼ固めた。北橋氏が築き上げた市政運営の安定的な枠組みが「禅譲」される環境は市民不在のまま整いつつある。北橋氏の狙いは何か−。(村田直隆、岩谷瞬、笠原和香子)

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 「もう1期、続けてもらえませんか」。6月、同市内の飲食店で、中堅の自民党市議が北橋氏に続投を願い出た。かつて全国市議会議長会会長を務め、「北九州のドン」と称される元同市議片山尹(おさむ)氏(75)を囲む宴席。北橋氏は明確な返答は避け、頭を下げた。

 2007年の初当選時に「3期まで」の公約を掲げた北橋氏。それを覆した4期目は当初から「ラストミッション」と強調。今年2月の本紙の取材には「(次期市長選に)200%出ない」と言い切った。

 この発言が報道されると、片山氏は「政治家が軽々に進退を口にするな」と激高した。北橋氏はトーンダウンし、8月の会見では「仮に自分が出ないとすれば、後は市民に委ねるのが果たしていいのだろうかという声が非常に強い」と述べ、立候補に含みを持たせた。

 事態が動いたのは8月24日夜。北橋氏は交流サイト(SNS)に、4会派が一致して候補者を擁立すれば、自らは応援に回る意向を表明。約1時間後に削除したが、不出馬の意向は関係者を駆け巡った。

 「5選を強く推す人たちに、自分の気持ちをストレートに表現したんだろう」。市幹部は、北橋氏が根強い“続投待望論”をかわすため、与党4会派の枠組みを継承させると宣言したとみる。

 旧民主党の衆院議員からくら替えし、自公が推す候補を破って市長の座に就いた北橋氏。一時期は政権与党の自民党との関係に苦慮したが、3選を決めた15年の市長選でようやく自民の支援を取り付けた。

 「市の発展のためには、車の両輪の市議会において保守中道の安定した体制が継続するのが望ましい」。北橋氏は2日、本紙の取材にこう答えた。

 投稿などを機に後継探しの動きを加速させ、国交官僚に出馬要請する方針をほぼ固めた4会派。次期市長選には既に元外資系企業役員の武内和久氏(51)が立候補を表明しているが、北橋氏は4会派の支援を得て“後継者”の必勝体制を整えたい考えだ。

 ただ自民県連幹部は、北橋氏と距離を置く自民の麻生太郎副総裁の動きを気にかける。「麻生氏は4会派がまとまって出そうとしていることを、よく思っていないんじゃないか」。武内氏を支援しているとみられる、麻生氏に近い地方議員もいる。

 一方、北橋氏の条件付き不出馬意向は自らの5選を目指すシナリオだとの臆測も広がる。ある地方議員は、官僚擁立が不調に終わった場合、立候補するとみて「周辺が北橋氏の延命工作をしているようにしか見えない」。複数の自民県議からもいぶかる声が聞こえる。

 北橋氏は2日、官僚が立候補しない場合の進退について、こう話した。「(官僚の擁立で)まとまることを大いに期待しているから、答えようがない」

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最終更新:9/3(土) 9:32  西日本新聞
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