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2022年08月23日15:51

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統一教会に学ぶべき

■旧統一教会、関係断絶を徹底=「国民からさまざま指摘」―岸田首相
(時事通信社 - 08月22日 21:01)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=7082110

逆説的だが、我々は統一教会に学ぶべきなのだ。

低投票率の下では、宗教票のような組織票が影響力を持ちやすい上、小選挙区制はその影響力をさらに増大させる。この問題は究極的には低投票率問題なのだ。

宗教はその性質上極めて安定した「組織票」なので、政治家は重宝する。統一教会の政治との関わり方は、霊感商法といった違法・脱法活動を差し引いて捉えた場合、ポスター張り、街頭演説手伝い、人を集めての講演会セッティング、声掛け、合法な献金、日ごろからのロビイングなどなど、実は民主主義社会における模範的有権者の政治参加なのである。

彼らは政治に参加し、政治を動かし、政治家を支えることが、自分たちの目指す社会を作るうえでどれほど有効なことか知っているのだ。

要するにこの国で自分の思うような政治を実現したければ、組織化と適切な政治参加が効果的だということだ。誰もが統一教会の真似をして、仲間づくりと選挙協力、合法な政治献金、ロビイングを行えば、統一教会のように政治に振り向いてもらえるのである。

こういう真理に背を向けて、投票にすらいかなければ、統一教会やあるいは背後に暴力団を持つようなダミー組織に政治を蚕食されるだろう。政治家からしてみても、自分たちに見向きもしない無投票層よりも、確実に自分に投票してくれる反社の方が頼もしいに決まっているのだ。

投票率が今のままならば、統一教会はすぐまた復権するし、統一教会の真似をして政治を味方につけようとする別の反社集団も現れるだろう。投票しないということは、こういう連中に政治を譲り渡すことなのだ。

また逆に政治を味方につけることの価値・利益を、こうした集団の動態から学ぶべきだろう。

統一教会にせよ、政治家に蝟集するその他の反社組織にせよ、彼らは決して「誰がやっても同じ」とは思っていない。そして自分たちの影響力の大きさもはっきりと認識している。無力感とは無縁の、実に活力ある有権者たちなのだ。

そして彼らの影響力を消極的に支えているのが無投票層だ。低投票率であればあるほど、組織票は強さを増す。もしも日本の国政選挙の投票率が8割程度だったなら、統一教会の影響力など問題にもならなかったろう。

半分の有権者が投票しないからこそ、統一教会は力を得るのだ。彼らに力を与えているのは、他ならぬ有権者である。そこを直視せずに統一教会批判をすることは、効果もなければ、意味もない。
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