初盆

今年の盆休み序盤は、執筆活動に明け暮れた。
何とか脱稿し、久しぶりに読書。
最近は、読書する暇があれば執筆すべきと思う反面、読書しなければ情報収集できないというジレンマがあった。

でも、読書を堪能して、脱稿した後はこちらも久しぶりの深酒。
盆が明ければ健康診断があるので、もう深酒はできないだろう。

そして、姉上が帰省してきた。
今年は父上の初盆である。
当初は、父上が眠っている大阪・天王寺の一心寺へお参りに行こうと計画していたが、盆の時期の一心寺はハンパじゃないほど混んでいるという情報を得たので断念。
駐車場は満杯だろうし、年老いた母上がいるため、電車で行くにしても天王寺駅からはタクシーに乗ればなんとかなるが、帰りは車をなかなか拾えないので、炎天下の長い距離を歩かせるわけにもいかない。
家族3人、心の中でお参りすることにした。

そして、3人で和歌山県九度山町にある幸村庵へ蕎麦を食べに行く。
店名を見れば判る通り、この地で14年も蟄居した真田幸村ゆかりの蕎麦屋。
もう真田丸ブームはとっくに過ぎ去っていたが、店は満員だった。
昼前に着いたので何とか待たずに座れたが、予約客も多い。
関西で食べられる本格的な信州そば（幸村は信濃出身）ということで、人気も高いのだろう。
3人でざるそばを注文し、母上と姉上はプラスとろろ、僕は柿の葉寿司のセットを食べた（柿の葉寿司は姉上と僕で1個ずつ、僕は2人からとろろを少し分けてもらった）。

幸村庵はこちら↓
http://www.bus-sagasu.com/blog/9224/

信州そばを堪能した後、九度山のすぐ近くにある橋本市の『やっちょん広場』という農産物直売所で野菜と果物を購入。
夜は姉上と酒を呑み、父上の想い出を語り合う。

姉上が帰った盆休み後半、母上から銀行や郵便局に連れて行けと命じられた。
何しろ我が町は、2年ほど前に銀行が撤退したため1店舗もなく（とても大阪府とは思えないド田舎）、父上が免許返納して以来、免許証を持っていない母上は、僕が平日に休むのをキリンのように首を長くして待っているのである。
そのため、月曜日は銀行および郵便局を回り、もちろん買い物にも付き合わされた。

そして盆休み最後の日、ようやく自分の時間。
当初は、コロナ以来遠ざかっていた甲子園に行こうと思っていた。
今年から甲子園は高校野球でも全席指定になり、しかも高額になったので、いくら盆でも平日ならチケットは余るだろうと思っていたのである。
しかし、考えが甘かった。
盆の期間中は、ネット裏が前売りで早々と完売。
外野席なら少し余っていたが、ネット裏で観たかったので断念したのである。
今夏はもう行けそうもないので、来春のセンバツに期待しよう。

結局、京都の国立国会図書館に行くことにした。
先日、大阪府立中央図書館に行ったものの、お目当ての資料がなかったため、国会図書館ならあるだろうと目星を付けたのである。
何しろ、国会図書館は日曜日が閉館のためなかなか行くことが出来ず、今回が久しぶり。
普通の図書館と違い、国会図書館に出入りするにはカードが必要だが、期限切れではないか心配だった。
期限切れならカードを作り直せばいいだけだが、申請するのがめんどくさい。
幸い、期限切れではなかったのでスムーズに入場でき、お目当ての資料も発見してコピーも取った。

帰宅したら、春夏連覇を狙う大阪桐蔭と、二松学舎大付との大阪×東京対決の試合前だった。
大阪桐蔭は二年生エースの前田を温存し、三年生エースの川原が先発して楽々完封劇。
この試合では打線爆発とはいかなかったが、それでも大阪桐蔭の打者が放つ打球はとてつもなく速く、内野ゴロと思ってもボールは簡単に野手の間を抜けていく。
順当に8強進出となったが、3度目の春夏連覇という大偉業を果たせるだろうか。

甲子園行きは断念したが、この盆休み中にオールブラックスが来日することが決定した。
初めてとなるオールブラックスの観戦に（マオリ・オールブラックスなら観戦したことがある）、初めてとなる新・国立競技場に行きたいところだが、実現するだろうか？