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2022年08月08日16:41

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九火のラップ講義その2



九火の中でも「ラップ」とはこうだ!と言う提言はありません。
韻を踏んでたらラップ。
いやいや、ビートにノッてたらラップ。
いやいや、リアルな事を伝えなきゃラップじゃねぇ!

とかとか、色々言われてますが結構、曖昧と言うか人によって解釈が変わります。
これは「Rock'n'roll」と呼べる条件を語るのと同じで色々な解釈があるんです。


ただ、九火としては「曖昧なままでいい」と思ってます。
形が定まってガチガチな物が出来てしまうより、自由な表現方法で可能性が広がる方がラップを楽しめると思うんですよね。


「ラップ」と言えばHIPHOP。
そのイメージが強いかもしれないけど、「レゲエ」だったり「ロック」だったり「J-pop」に織り込まれたタイプだったり、CMのキャッチコピーみたいので使われたり、と違うジャンルで取り入れられてるのも珍しくないです。
さらにHIPHOPの中でも「チル系」だったり「ギャング系」とか「フリースタイル」だったりでリリック(歌詞)や韻の踏み方が違ったり、バイブスに特化したラッパーもいたりするし。
韻を踏まないでも成立してるラップもある。

HIPHOP好きの人からしたら、HIPHOPじゃない「ラップ」は「マネ事」にしか捉えなくて認めない。って事もしはしばあります。


九火の中で、「ダジャレ」と「ラップ」の違いは何か?と聞かれたとき、暫定的に頭にあるのが
(「ラップ」を知らない人にも理解してもらえるように言うなら)

「ダジャレ」は文章にしただけで成立する。
「ラップ」は口に出さなければ成り立たない。

です。

ビートが無いとラップじゃないだろ?と思う人もいるだろうけど、アカペラでラップが出来てしまう事を考えると「必ずしもビートが必要とは限らないかも」と思ったのです。

あとリリック(歌詞)だけで韻を踏んでるのが分かっても、メロディーに乗っけられたら「歌モノ」になってしまうので、ラッパーが口に出して成立するものだと思いました。


じゃあ、
「ダジャレをリズムに乗って言えばラップですか?」
てなったら…

『九火は』、ラップだと思う。
いわゆるジョイマンのネタもラップ。

HIPHOPのラッパーの中にもfreakyに面白いワードでラップをする人もいるし、ふざけてるように聴こえるのもある。
メンヘラなラップをするfemale(女性ラッパー)もいる。
社会に怒りや皮肉を込めるラッパーもいる。
誰からも相手にされなくて嘆くようなラップもある。

喜怒哀楽を表現方法出来るラップで「ふざけた笑いに特化したラップは認めない」と言うのはズルい。
と思う。



ただ、一言加えるならラップにも
「めちゃくちゃカッコいいラップもあれば、ゴミクソダサいラップもある」
と思います。
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