すし屋だったころ
朝から前日(の主に夜)配達済の桶を回収していた。
とあるマンションのエントランスに進入。
あまりなじみの客じゃなかったんで初めての場所だった。
そういう時って大体高校生バイトが
あんまり客に桶の出し方を説明してなくて、
回収が面倒って場合がほとんどだったが、
なんてことはない。管理人室のとこに桶は出ていた。
で、その場で伝票に回収済みのチェックをいれていたところ。
エレベータが1Fに降りてきた。
さほど気にせず伝票に書き込みしつつ「まいどどーもー」と視線を投げると…
竜ちゃんだった。
え?なんで?何故こんなトコにおるん?
と、きょとんとしてる私をみて、ニコーと会釈する竜ちゃん。
エントランスを出て、目の前の都道で止まった車に乗り込み、走り去った。
って、いう、夢?てくらい、刹那な出来事。
そっくりさんだったんか?とも思った。
が、流刑を喰らっての居候先でTVを眺めてると…
「○○君夫婦と仲がイイ」と話し出す竜ちゃん。
○○君は先のマンション付近が地元で、
「地元のマンションで奥さんと暮らしてる」と。
「○○君ちで奥さんと3人で酒飲んでる」だと。
マンションの立地や見た目も合致する内容だった。
ってことは、竜ちゃんだったんかアレは!と数年後に確信。
ああもったいないことしたなぁ〜と後悔してたんだわ。
でもまあ一瞬でも会えてよかったよ。
そんだけ。
覚書しておくわ。
ログインしてコメントを確認・投稿する