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2022年06月23日07:58

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日刊ベリタ記事の転載 ベリタ編集委員会を立ち上げました

 日刊ベリタ記事の転載です。
http://www.nikkanberita.com/read.cgi?id=202206222049543




2022年06月22日20時49分掲載  無料記事  印刷用

BeritaPress ベリタ編集委員会を立ち上げました

この度、株式会社ベリタを解散、日刊ベリタ運営・編集の主体として『ベリタ編集委員会』を立ち上げました。任意の編集グループといった感じのものです。ベリタ編集委員会のもとに置かれた運営委員会がベリタ運営・編集の基本方針を定め、日常の運営にあたります。運営委員会のメンバーはこれまでと変わりありません。

株式会社ではなく、任意の『ベリタ編集委員会』を立ち上げた理由は、運営・編集メンバーが世代交代をするうえで垣根を低くすると同時に、さまざまな人たちのベリタへの参加を促すためです。

運営委員会はベリタ編集委員会会員を募集します。年会費3000円で、会員はベリタ運営・編集に意見を述べることができるほか、記事の投稿ができます。投稿された原稿の掲載可否・編集については、編集長が権限を持ちます。また、会員はベリタが主宰する催しには優先的に参加できます。

ベリタ編集委員会入会申し込み、ベリタへのご意見、原稿の送稿などは、以下のメールでお送りください。

info@nikkanberita.com


ここで改めてベリタ発刊の趣旨に立ち返り、“もうひとつのメディア”としての存在の意味を確認するため、当初の発刊の言葉を再録します。


日刊ベリタ www.nikkanberita.com
 既存マスメディアへの批判が近年、世界各地で高まっている。日本も例外ではない。なぜなのだろう。いうまでもなくジャーナリズムの使命は、権力に対する監視と多様な言説・情報の提供によって民主主義社会の健全な発展に貢献することにある。だがメディアの現状は、この基本姿勢をおろそかにしているように見える。多くの市民が、わたしたちの本当に知りたい情報をマスメディアは提供してくれていないのではないか、と危惧しはじめている。

 メディアがわたしたちを誤った方向に導いていかないように、一人ひとりの市民がメディアのうごきに目を光らせ、批判をくわえていくことは必要である。しかしそれだけでは、もはや不十分であろう。批判の対象に対抗する、新しいメディアをわたしたちの手で立ち上げなければならない。

 日刊ベリタは、そのような志を実現すべく、日本初のインターネット新聞として2002年6月に発足した。新しいメディアへの市民の欲求とインターネットという画期的な技術の発展が、この挑戦を可能にした。

 「ベリタ」とは、サンスクリット語でものごとの生起、知らせ、ニュースを意味する「ヴァールッター」を起源としている。インドネシア・マレー語でBERITA、フィリピン語(タガログ語)でBALITAは現代でもニュースを意味し、いずれも「ヴァールッター」から派生している。また、ラテン語の「ヴェリタス」、イタリア語の「ヴェリタ」はともに真実を意味する。インド・アーリア系語族を起源とし、「事実」や「真実」の意味をたずさえて地球を一周したかのような不思議な言葉でもある。

 グローバル化が進む現在、ジャーナリズムの原点を踏まえた情報発信を幅広く行っていくのにふさわしい言葉、それがが「ベリタ」といえないだろうか。

 『オリエンタリズム』や『文化と帝国主義』などの著作によってわたしたちの世界認識のあり方を根底から問い直し、イラク戦争への進軍ラッパを吹き鳴らす米国メディアを病をおして死の直前まで批判しつづけたエドワード・サイードは、イタリアの革命家アントニオ・グラムシのつぎの言葉が好きだと言っていた。

 「現状の知的分析はあくまで悲観的に行い、将来に向けてはあくまで楽観的に行動をしよう」

 現在のメディア情況はたしかに悲観的である。わたしたちベリタの挑戦はまだひ弱でちいさな芽にすぎない。しかしわたしたちの目は、明るい未来を信じて大きく見開かれている。

 この芽を根づかせたくましくゆるぎない樹へと成長させていくために、プロとアマとを問わずすべての市民がジャーナリストの原点に立ち戻り、真に革新的なメディアを創りあげていこうではないか。そのための最大の情報交差点が、ベリタなのである。それはけっして夢物語でなく、実現可能な未来だと、わたしたちは確信している。

 わたしたちの志に賛同してくれるすべての人々の参加と支援を歓迎したい。

2022年6月23日
BeritaPress ベリタ編集委員会 運営委員一同


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