これを思うところ　原発事故の責任

つぶやきでも述べたけど、原発推進は国策です。電力会社と一緒になって原発は安全です！と事故が起きる前まで40年余り主張してきておいて、いざ事故が起きると、事業者責任は電力会社にあるけど、国策として推進してきた国には責任ありません。は忖度としか思えません。
この記事に登場する教授の意見として「事故が起きると被害を元に戻すことはほとんど不可能という結果の重大性から見ても、予防原則に立ち、国の法的な責任を明らかにすべきだった。原子力政策への影響を最小限にとどめようとした判決と言える」とあります。これは司法としての高度な政治的判断を避ける、という国ヘの忖度がはたらいたものだと思います。
あと、つぶやきには相変わらず菅直人氏の責任だーの連中いるけど、原発事故の責任を一人に取らせるとか普通に考えたらナンセンスの極みです。それを言うなら事故起きる五年前、第一次安倍内閣時に共産党議員から福島第一原発の瑕疵が指摘されていたのもかかわらず「全電源喪失はありえない」と取り合わなかった、安全対策講じる判断しなかったのは当時の安倍晋三首相でした。なので彼等の言い分だと、責任は安倍晋三氏にあることになります。尤も安倍氏のことだから、何やらかそうが責任痛感しても絶対取ることないでしょうけど。


■原発事故の国の責任、最高裁が認めない判決　「防潮堤でも防げず」
(朝日新聞デジタル - 06月17日 14:43)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=6999475