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2022年06月14日15:15

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私のしたこと…

今、「わが母の記」という映画をテレビで見た

母親に捨てられたと、ずっと信じていた作家が
年老いて、記憶が定まらなくなっていく母と接することで
本当の母の気持ちや当時の状況を知る事になる

自分の誤解であったこと
母が寂しい思いをしていたこと
母が悔しい思いを抱いていたこと

相手を子供として語ったのではなく
他人を相手として語る母親

真実を知る息子

そして、最後に姥捨て山の話が出てくる

大昔に聞いた事がある姥捨て山の話

この映画でクローズアップされている

最後のシーンで私は号泣してしまった

私は母を騙して施設へ入れた

歩いて施設に入れるほど元気だった

それから丁度2か月後、あっけなく逝ってしまった

コロナの時期と私の精神的ピークがあったことは確かだ

でも、最後まで家で看取ると決めていたのに

入れてしまった

この映画を見て、ふと現代の姥捨て山に
私は母を捨ててしまったのではないかと…

当時は一切面談ができなかった

家族に会いたがっていたと後で聞いた

携帯を持たせていたんだから
いつだって連絡できたはず

でも、しなかった
「いつ迎えに来るの?」と聞かれたら困るからだ

逃げた…

もう意識がない頃に施設から連絡
急いで兄姉と向かった

その日の晩に行くこともできたのに
何故か今後のやることに気がいっていた

翌日に姉と行った
最後の母の好物だったスイカの汁を飲ませる

意識がないはずなのに、美味しそうに頬張っていた

良かった…最後に好きだったものを口にできて

その日、逝くことは分かっていた
なのに、離れた…

何故、何時間になろうとも傍にいなかったのか
意識がなくても、何故、手をずっと握ってやらなかったのか

夜に施設から連絡が…
その時も、来られますか?と聞かれたのに
明日、皆で行きますと言ってしまった…

何をしていたんだろう…

今頃後悔しても遅いのに…

ごめんね…お母ちゃん…

決して復讐なんかじゃない
生まなかったら良かったと言われたことを根に持ってたわけじゃない

でも素直に動かなかった私の心…

今年の3回忌が終わって、ふと寂しさを感じる時が多くなった

あの時、しっかりと最後までつとめをするべきだったと
今でもそう思う

本当にごめんなさい…

そして、生んでくれてありがとう

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