脚本家の父親がこういう人物だったらしいが。

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https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=8&from=diary&id=6990123
元々は沖縄を舞台にした若草物語、つまり仲良し姉妹のドラマだったのだが、脚本家の父親がああいう詐欺師まがいの人物で、ドラマの引っ掻き回し役、トラブルメイカーとして設定した、というのはYahoo!の記事にあった。

だから脚本家の思いが強いからか、この長男の馬鹿っぷりと母親の過剰な甘やかしが、ドラマのテーマ（沖縄本土復帰５０年と共に歩んだ家族）を忘れさせるほどの暴走・迷走が止まらないことになっている。このいいかげんな母息子関係は、まさか沖縄らしさと結びつけようとする計算からなのか、不自然さこの上ない。これを沖縄特有のおおらかさというのなら、沖縄に対する偏見だし、確かに成人式が荒れる土地ではあるけれども、それは沖縄がこの５０年米軍基地を押し付けられてきた歴史があるからだろう。朝ドラの登場人物が皆品行方正ばかりなのは逆におかしいというのなら、ここまで家族や周囲に迷惑をかけてもなんの反省もない長男の心理的背景を描く必要がある。というか、早死にしたにしろあの父親がいて、母親が借金に苦しみながら子供たちを育てたのに、こんなふうなバカに育つわけがないのだ。

おそらくこれからもさんざん詐欺師まがいの大暴れをして、最後には人生大逆転の満塁ホームランになるのだろうが、それこそ詐欺、わざとらしさの極致、リアリズム皆無。それがユーモアだというつもりなのか？笑えない。ここまで失敗から学べないのなら成功はあり得ない。そういう人物でもドラマのテーマと繋がるというのなら、きちんと背景を丁寧に描くべきだろう。ただのドラマを面白くするためのキャラ設定なら、この脚本家は自分の父親がなぜそのような人物だったのか、その理由にも関心がないということになる。

というか、この家族、母親と長男ばかりじゃなく、それぞれが皆不自然だし、性格に統一性がない。長女が一応家族の中ではまともなのか、しかし恋愛も結婚も周囲にも自分にも正直ではないし、ヒロインは世間知らずというよりもただの無礼な姉ちゃんだし、歌の上手い末娘は倒れてばかりだし（え、まさか白血病とかの設定か？）。

私がそれでもこの朝ドラを見るのは、やっと朝ドラのヒロインになった黒島結菜と、近々ヒロインになるかもしれない上白石萌歌が出ているから。まさかこの朝ドラもまた伏線の大回収狙いか？（笑）それはもうカムカムだけでいいから。