ShowByRock10周年フェス　その２

前回のイベ全体のお話ではなくこっちはステージ内容そのもののお話。
セトリとか順番とかうろ覚えなので適当に書きます。

今回一番期待していたのがChihiroSingさん。SB69では雫シークレットマインドがジャズフュージョン好きの自分に一番向いておりまして、fox capture plan のカワイヒデヒロさんのサウンドがあまりにも気持ちが良くそこにChihiroさんのしっとりとした歌声がマッチしていて大好き。初めて生でお聞きするのですが想像通りの方で、それも何よりびっくりしたのがメドレーで。ただでさえ難しい曲ばかりだというのにアレをシームレスに編曲したメドレーで歌うなんてすごすぎる。

また、私が今一番好きなシンガーである野口瑠璃子さん。アイレーンちゃん様ですね。彼女はおそらく、声優と言うくくりではなく日本の女性ボーカルと言うくくりでも今現在ナンバー1の歌唱力と感じています。私がこれまで聞いてきたスーパー女性ボーカリストはお二人。Pearlのsho-ta、田村直美さんでおなじみですね、そして陰陽座の黒猫さん、そして野口瑠璃子さんがそこに並ぶ。歌と言うのは音程が正しいければいいと言う物でもなく声量が多ければいいと言う物でもなく、歌詞の表現力がとても大事で、そこで野口さんは上手さ、声量、表現力と抜群の歌唱力を発揮している。これ、声優さんのアドバンテージよね。昨日も最高。

初期勢ではドーリィドルチ曲も好きで、生で聴けたのがとても嬉しくてさらにバックで流れていた新曲MVのイラスト担当が上倉エクさん。私が今一番好きななイラストレーターさんで、その方がSB69のドーリィドルチ担当とか解釈一致がすごすぎて思わずありがとう、企画採用されたSB69スタッフ様！とｗ。同じく初期勢のすたっどばんぎゃっしゅは1990年前後を知る私世代のバンド好きが感じる当時のガールズロックそのままで学生時代を思い出す。カラオケじゃなくてバンド演奏で聞きたかったよ。できればバックバンドをましゅましゅで。

そのましゅましゅ、MCでも触れていたけどデビューが当会場2019年秋。今回は2022年初夏。彼女らのデビュー時もこの会場で見ていたけどその際は「大学に入ってから初めて楽器に触ってバンドを組んで学園祭で初演奏披露をした1年生」って感じの初々しさがすごく良かった覚えがあり、あれから2年半、生演奏を聴くのはそれ以来だったのだけど、4年生になってそのバンドサークルを代表する人気バンドになっていた感がすごく強くてその成長ぶりに目を細めていたバンド歴30年を超えるおじさんの私でした。

プラズマジカが稲川さん一人だったのはちょっと寂しかったけど、歌った過去曲がCan’t stop DAISUKI!!ってまさかの選曲。ワタクシ個人的な事ですが、一気に1000キロから2000キロを走る長距離ドライブが趣味で、そのスタート時に最初にカーステレオで流す曲かこれです。SB69の始まりの曲で長い旅をスタートさせるのがいつの間にかお決まりになっているのだけど、それをまさか生で聴けるときが来るとは思わなかった。今思い出しても鳥肌。

まさかの選曲はクリティクリスタ日高里菜さんも。あすいろ恋模様が聞けるとは。日高里菜さん本人もおっしゃっていましたが、クリティクリスタの曲としてはとてもエモい曲で私自身もそう感じていてこの曲を聞き、あざとさを度外視してクリクリ曲を本気で聞いてみると神曲だらけでSB69ではクリクリ推しになったと言う。正直、もしもSB69のカバーをバンドでやるとしたらクリティクリスタオンリーでやりたい位。そう思わせてくれたこの曲を聴けて、半分泣いてたｗ。

トップバッターの蒼井翔太さんは生は初めてだったのだけど想像通りの役者さんでありました。歌とMCのギャップと役になり切った際のクールさも良くって、会場を温めるには最高のキャストでした。

忍迅雷音の廣瀬直也さん、手裏修羅雷のラップパートが完璧で感謝しかない。あの曲大好きでドライブ中もしゅーりしゅららーい♪ってつい口ずさんでしまう。

いかん！感想が長すぎる。語りつくせん！

ちょっとSB69と話がずれるんだけど、自分はDJサウンドと言うのがちょっと苦手で。前述のとおりジャズフュージョンもしくはガリガリのHR/HMが好きなのでDJがちょっと合わない。何故かっていうと、原曲には無い、と言うかバンド人としてそこは譲れないって音やリズムアレンジがそういったサウンドには必ずあってファンもそこを堪能するのですが、バンド畑の人間と感性を異にするDJさんにそこを上書きされてしまうと曲を台無しにされた気がしてとても残念な気持ちになるんです。

でも、SB69でDJをやってるyksbさんって原曲をとても大事にするアレンジをする方で、上述のガッカリ感を感じたことが一度もない。おそらくそう言ったバンド畑の人の心をよくわかっているのでしょうね。DJパートに入っても心地よく聞き入ってたのですが、、、
「もう一度3人で歌わせてくれ！」
の声で何！？三人！？今そう聞こえたが！！と耳を疑った矢先、YKMM大復活。完全サプライズで今思い出しても鳥肌もの。観客声出し禁止のイベントですが、皆さん思わず「ふわぁっ！」っと声が出た。

特にYKMMのれみさん。れみさんと言えばアイカツをあそこまでの国民的コンテンツに押し上げた初期アイカツの歌担当の中の一人。私もアイカツブーム前の横浜山下公園のフリーイベントの階段の踊り場でお客さん30人もいない所で歌っていた時から最終の武道館ライブまでほぼ全通したアイカツおじさんであり、れみさんはその武道館以来。もうね、アイカツ武道館の大舞台でおとめちゃんやユリカ様曲を熱唱していた姿を思い出して、最高。

もう語りすぎてバンドパートの感想を書く字数でもなくなったので割愛しますが、やっぱりバンド演奏は良い。植田真梨恵さんとかもうカラオケの枠には収まらない。谷山紀章さんはグランロデオとガッツリ被ってしまってこちら不参加だったけど、クロウの歌唱もやっぱりバックバンド付きで聴きたいし。

今回のイベント、10周年と「これから」をテーマにしていたようでして、まだ今後もあるはず。その際にもまたバンドサウンドを全面に出してくれれば私は満足です。

そして最後に高野麻里佳さんのしばりんを今回も聴けて満足。私はウワサノペダルズが上京ならぬ上MIDICITYしてスターダムにのし上がるまでSB69は終わってはいけないと思っていますｗ。まだこれからも長く続いて欲しいコンテンツであります。

超長文感想おわり。