ShowByRock10周年フェス　その１

またしてもチケ運に見放される。10周年ベストアルバムに封入されていたチケット優先販売に申し込み、当選したは良かったものの送られてきたチケットが2階席中段。3年前の同じ会場では特待席応募だったので8列目と言う絶好のポジションだったのだけどそこまでではないにしろある程度の期待はしていたんだが。

しかし安くはないチケットはもちろんキャンセルが効かず、その前日の長距離ウォーキングで足が死んでる中とりあえず行こうか、八王子遠いな、事前購入していたペンライトが手荷物になるのも邪魔だな位までテンションが下がっておりました。

行ったらJR八王子駅の南口にはオタクがたくさん。決して辺鄙な田舎ではなくむしろ仙台駅よりもにぎわっているレベルの駅で一般の人もたくさんいるのですが今回のライブTシャツを着た人らがそこら中で談笑している。

アニメゲーム系のイベっつったらそんなテンション上がったオタクさん達が周囲から白い目で見られていると言うのが標準だけど、SB69の場合、女性ファン層が半分近くを占める。元々はゲームでありますがその一連の制作がサンリオで、魅力的な男性キャラも多くその担当声優さん達もイケボ声優が多い。つまり女の子向けの商品を何十年と扱ってきたノウハウがあるサンリオさんはそこが上手で、女性ファンもガッチリつかんでの10周年と言うわけです。

そんな女性のヲタさん達はコスプレ系のオシャレをしているか地味子さんかの2局的な感じで、その数もコス系ファッションが多くつまり美人さんが多い。なので前述の男性キモヲタの妖気が女性ファンの活気で中和され、とてもいい感じではありました。

会場入り。席指定のイベントではことごとくそんな美人さんと隣席となり仲良くなるというジンクスがあったのですが今回はシュッとしたキモヲタ感は無いイケメンお兄さん。スマホカバーが阪神タイガースで昨日も勝ってたしお話をすればお友達になれたかもしれないけど、コンサートの新型コロナ対策規定で観客同士の会話は最低限でと言うこでそれは無し。

そして嘆いていた席その物は外れの中の当たり席。

二階席のレイアウトがやや特殊で、中心は正面を向いているけど両サイドのブロックはステージに正対する形で斜めっていて、自分の席はそのサイドのブロックの一番正面側寄りの通路ぎわ端っこ。よって、目の前に通路があるからそこに他のお客さんは存在せず角度的にその通路の向こうにステージがある構造になって何の障害も無く隅から隅まで全部見える。ちょっと遠かったけどこれがすごく良かった。

入場の際には新型コロナ対策で最低限の個人情報登録が必要なんだけど、それすらもすっかり忘れていて(その位テンションが落ちていた)、入場口の前でスマホで急遽登録。そこで初めてわかった「終焉予定20:30」。何!?6時間だと!?

頭をよぎったのは聖飢魔IIの「オールスタンディング処刑ミサ」。聖飢魔IIが復活した時のツアーでは今現在一般的な立ち席のライブハウスも日程に組み込まれたが往年の信者は少なくとももう30代で体力も落ちているだろう、そこで演奏時間2時間を超えるそのセットリストも激しめの曲を多くして「信者を処刑してやるぞ」と言う聖IIらしい演出があったんだけどそれを思い出しました。

今回のSB696時間公演ではもちろんそんなことはなく、むしろ会場から失笑が漏れるほど休憩時間が多かったです。6時間のイベントでバンドもそれなりにたくさん出るのでそのセッティング変更の時間がある。そこで15分〜25分の休憩、と。

ステージ内容は前半1/3が声優の歌ライブ、後半2/3がバンド演奏ライブ、と言った感じで詳細は割愛とするのが私のいつものライプレポですが、せっかくなので次の日記に分けて書きたいと思います。

事前のテンションダウンとは反対に大変満足した帰り道、埼京線の本数が多い昼間なら中央線新宿経由の方が早いはずなんだけど、武蔵野線経由の方が早いという夜の時間帯独特の現象が発生し久しぶりの武蔵野線での帰宅。夜の武蔵野線のあのうらぶれた感じや乗換駅の閑散とした空気が好きなので華やかなイベントのクールダウンにはちょうどいい。

とても満足なイベントでありました。

ライブ内容は次の日記で。