ククルスドアンの島

ククルスドアンの島を見てきました。
かなり評判が良かったので期待してたけど、期待以上ではなかったかな。

やっぱりCVがしっくりこないってのが。
成田さん頑張ってたけど「UC」の時の方が違和感なかったような。
いや十分に素敵でしたが。

あと、全体的に牧歌的なのが・・・まぁ安彦版なので仕方ないか。
それはそれで良いところだし。

その上で総評としては良かったよ。
キレイだったし。
今風に上手にリファインされてたし。

何より贅沢な作品ですわ。
TVシリーズ全話を３部作にまとめてるのに対して、
TVシリーズの１話を劇場版にしちゃってるんですから。
後悔がでかかった反動かな？

前後でいろいろ書いていますけど、
所見の人が見て楽しめる、ちゃん１作品で楽しめる作りになってるので良き。

・・・・・・・・・・・・・・・・
こまごまと感想を

興業作品としての評価と感想。
「UC」「鉄血」「ハサウェイ」あたりで入ってきた若いご新規さんを逃しちゃうかも？
（「オリジ」「Gレコ」ではご新規増えなかったと思ってます）
上記で「１ｓｔ」に興味をもって、「TV版」は長いし、「３部作」にしても絵が古すぎてちょっとね。という層はいると思うの。
そして、「１ｓｔ」が新作劇場版になるのなら、と足を運んだ人も少なからずいると思うの。
そして見たのが「ククルスドアン」となると、どーなんだろ？
「ガンダム」は面白くない、昔の作品は面白くない。にならないかな？

マーケティングだけを考えたら、シリアス一辺倒で良かったと思うの。
新規不要と言うことであれば、ＭＳ戦削って、人間ドラマに傾けても良かったし、
いっそＷＢサイドをざっくり切り捨てて、ドアン側のみで１００分やってくれても。
仮にＭＳ戦削って良いなら、冒頭のアムロはガンダムではなくコアファイターで良かったし。

絵はめちゃくちゃ綺麗だったけど、
それは「１ｓｔ」を知っている受け手、好きな受け手には加点ポイントになるだけで、
今の新規層にとってはアタリマエの前提で。
むしろせっかくの綺麗な絵が、古くさいデザインで勿体ないとなりかねない。

「オリジン」でもそーだったけど、現実感というかリアリティ持たせようと、
いろんな部分を変えてくれるのだけれど、制服が赤やピンクにブルーというあたりで・・・
その辺りもブラッシュアップすれば良いのに。と思う。
でないと、若い受け手には違和感があると思うの。
全部古いままだったらそれはそれで受け入れられないかもだけど、
私個人としては中途半端よりは良い。


劇場版とＴＶ版を比べてみた感想
劇場版は絵以外も綺麗すぎるなぁ。
TV版の方が良い意味で服装が見窄らしい。アムロもパンイチだしね。

ドアンの子供を増やした理由がわからない。
ＣＶも圧倒的にＴＶ版の方が良かったし。

メインキャラの女性は好みの問題かもしれないけれど、
ＴＶ版の方が現実味がないというかミステリアスな感じだったのに、
劇場版では普通の人になっていて、状況に照らし合わせたとき、それが私の違和感に。

ドアンと子供たちの関係は絶対にＴＶ版の方が良かったとおもうけど、
今時風ではないかも。

すごく違和感あったのは、ドックでアムロがプチったとこ。
アムロあんなに冷徹に無感情にあれをやれるか？

カツレツキッカとフラウが現場に出張ってきたの意味わからん。
さらに山羊、全面的にいらんかったけど、ラストが特にいらんの。

しょっちゅう「１ｓｔ」見てるので、ＣＶは全体的に、
【これ以上は望めないけど、違和感ある】でした。
古谷さんにさえも少しの違和感。
古川さんには、キャラ設定自体変わってるのか、すごく違和感でした。
ＣＶ変更されているキャラはいわずもがな。

総評
富野ガンダムではなく、安彦作品。

・・・・・・・・・・・・・・・・

今日のニュース

新作ガンダム映画、公開３日で興収３億円突破　安彦良和監督「標的は『トップガン』ですから」
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=8&from=diary&id=6983827

ライビュ午後の部を見てきたんだけど、トップガンの件はなかった。
たぶん午前の部だね。
ちなみにNGの件はあった。
午前の部は映画の後、午後の部は映画の前に舞台挨拶があったのだけれど、
午後の部はネタバレなしVer.でした。

古谷さんと古川さんはやっぱり舞台慣れしててお話し上手。
反面、それ以外のメンツは微妙でした。
監督はさすがでした。