天然酵母とベランダのハーブを混ぜて作ったパンにアカシア蜂蜜スプレッドを塗って朝食。
まだ蒸し暑くないので春。新しく野菜を育て始めるには期限近い。
黒大豆と隠元の種を撒く。
どうかなあ?昨年は苗植えでも失敗してるからなあ。
ただ、珍しくタロウが「まだはたけにおりたい」と言ってた。
種蒔き楽しく、玉葱抜きも楽しかったのだ。
でも、SUNが顔の左側ばっかり6箇所も蚊に刺されているよではなあ・・・
小学校野球部のバーベキューの傍らでロシアのユリアさんも畑の手入れ。
何はともあれ、その長閑で和気藹々な雰囲気も良かったんじゃないかな。
「うまれてこんかったらよかったな・・・」
先日、自転車の後部座席でタロウが呟いた。
優しいバアチャン家からの帰り、時間区切って帰ることはいつも伝えているが。
こんなことを子どもに吐かせる親はどうだ?
どこで聞いて来たんだろう?
中村雅俊の歌の文句ならまだマシだけど
生誕100年の太宰がメディアでよく取り上げられているからか。
TVはほんと観ないから、保育所で?
万が一、オリジナルだったら戦慄が走る。
来場700万人記念感謝DAYS
9:30に整理券配るのでSUNも自転車乗っけて行ったら
もうTDR並みに行列できていて前代未聞だった。
記念撮影だけ整理券貰えて、時間来たのでピアノに行って、
昼飯食って、また戻って−196℃の実験を観て工作をして、畑に行った。
盛り沢山の日だったが、更にタロウとSUNはキックスクーターとコンビカーで遊ぶ。
帰り道別れたカアチャンの買い物の帰りを待ちながら。
更にタロウは自転車に乗ると言う。
家の前は緩い坂道で、漕がなくてもバランスとる練習が出来る。
いつもは色々助言で口挟むのだけど
疲れと夕涼み、で見守るだけ。
「どこにいくか、きめてないねん」
また、タロウがいたずら考えているのか?
信号越えてアーケードへ。
ああ、あすかちゃんちの八百屋さんに見せたいのか、まだ乗れんのに・・・
地域の地盤沈下と震災で殆ど店の無くなった薄暗い市場にどんどん分け入っていく。
オオッ!乗れそう、乗れる。
これまでは支え棒持って、左右のバランスとってから手を離してたが
自分の足で発車から頑張っている。
よたよた5漕ぎ位はできる。
振り返って、照れた顔、でも得意満面。
そう、
ヤイヤイヤイヤイヤイヤイ言わなくても
親は薄めた発泡酒飲みながら
ニヤニヤニヤニヤニヤニヤ付いて行くだけでいいんだな。
思案顔の行き先はローソンのトイレだったが
信号待ちの後姿、
サイズがやっと合ったピカチュウのヘルメットと
ペネロペのかわいいTシャツと
カアチャンが作ったジャージズボンの小さな後姿は逞しく見えた。
玄関上がって
「じてんしゃのれたら、ぷれぜんとちょうだい」
またまた・・・
「・・・バアチャンちまで乗れたら、バアチャンがくれるやろー」
「もう、じてんしゃいらん!たろうのものな〜んもいらん!!」
ああ、親はここで素直にあげる、と言わなあかんのやなあ。
でも、「うまれてこなければ・・・」と言われんで良かった。
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